大阪・堺市がモビルスの自治体LINE向け「不具合通報」サービスを導入、道路公園等の不具合を住民がLINEで24時間いつでも通報できるチャットボット始動 〜不具合通報をデジタルシフトで効率化、行政のDXを推進し地域を活性化〜
The Support Tech Companyとしてカスタマーサポート支援のソリューションを開発・提供するモビルス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井智宏)は、大阪府堺市(市長:永藤英機)の「堺市建設局LINE公式アカウント(@sakaikensetu)」に、自治体向けに提供している「モビルス×LINE 住民サービス」の「不具合通報」が採用され、この度利用開始したことをお知らせします。
「不具合通報」は、住民生活上の安全確保に欠かせない道路や公園、街灯などの不具合、損傷、その他の異常について、住民がLINE上で手軽に通報できるチャットボットです。また、職員は、住民から寄せられた異常個所の写真と位置情報から迅速な安全措置や修理対応を行うことができます。
https://mobilus.co.jp/press-release/23858
■背景
全国的に道路などインフラ設備の老朽化が問題視される中、住民からの道路や公園の破損など、街の不具合通報は行政にとって重要な情報源です。堺市はこれまで、主に電話やFAX、来訪にて通報を受けてきました。その中には誤報やあいまいな情報も多く、通報を受けたあと追加の情報収集が必要な場合もあり、通報内容の整理・状況確認・担当の振り分けなど後工程に時間がかかる課題がありました。そのため、電話とFAX、来訪以外の方法で、システム等を活用し効率化できないか検討していました。
そこでこの度、住民による通報の負担を軽減し、より多くの情報を募る目的と、正確な情報を効率良く収集し、職員による確認作業など業務時間を大幅削減することで、迅速な修理対応を可能にする目的のため、LINEを活用した「不具合通報」の導入に至りました。堺市建設局LINE公式アカウントから、住民はチャットボットのサポートにより文字入力を最小限に抑え、画像や位置情報も簡単に送付でき、24時間いつでも不具合通報を行えるようになります。
■市長記者会見でも発表されました 【概要】
令和元年度の集計では、道路が約9,000件、公園が約2,000件の不具合等の通報がありました。このうち5~6割はLINEを使った道路等通報システムで実施できる内容だと考えています。
写真と位置をピンポイントで把握できるので、かなり効果が高いのではと期待しています。職員の確認作業、保守作業までスムーズに行えると考えています。 今後、利用状況を検証しながら、職員の負荷が減ったか、市民の利便性が向上したか検証し、より良い住民サー ビスを提供していきたいと考えております。
※「令和2年9月30日堺市長記者会見動画」より
「https://www.youtube.com/watch?v=QKjOJysSkCQ&feature=youtu.be」
■堺市建設局LINE公式アカウント、道路公園等の「不具合通報」の概要
堺市の道路や公園の損傷など不具合に関する通報を、LINE上で24時間いつでも利用可能なチャットボット機能です。
【利用方法】
・堺市建設局LINE公式アカウントを開く(LINE ID:@sakaikensetsu)
・注意事項を確認し、同意の上、通報システムに進む
・「道路施設」か「公園施設」を選び、通報を開始
・通報内容をリストから選択
・現場の目印となる画像、損傷個所の画像、位置情報を送付
・最後に確認フォームにて内容を確認の上、送信し、通報完了
【利用可能な主な通報例】
<道路>道路舗装、側溝、照明灯、カーブミラー、標識、防護柵、街路樹、など
<公園>園路、緑道舗装、照明灯、遊具、樹木、フェンス、柵、手すり、など
【堺市建設局LINE公式アカウント登録方法】
アカウント名:堺市建設局
LINE ID :@sakaikensetsu
開設日 :2020年9月30日
友だち数 :1,741名(2020年10月8日現在)