ワーク・ライフバランスが4月23日に「働き方改革シンポジウム2024」を開催 コロナ禍を経て業績と株価をV字回復させたオンワードホールディングス、 2024年4月働き方改革関連法適用となり上限規制に対応する東亜建設工業が事例発表 ~申込者数2,300人超、社長・小室淑恵が女性活躍推進や勤務間インターバルに関する最新情報を提供~
2006年の創業以来3,000社の働き方改革を支援する株式会社ワーク・ライフバランス(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小室淑恵、以下「当社」)が2024年4月23日(火)に申込者数2300名超の「働き方改革シンポジウム2024~成功のカギとなった働き方とコミュニケーション~」(以下「本シンポジウム」)を開催したことをご報告いたします。
本シンポジウムには、コロナ禍を経て業績と株価をV字回復させた株式会社オンワードホールディングス代表取締役社長・保元道宣氏、今春(2024年4月)から働き方改革関連法が適用された建設業で上限規制に真摯に向き合う東亜建設工業株式会社建築本部執行役員/設計設備統括部長/働き方改革推進責任者・福地康幸氏、同社土木本部理事技術担当/働き方改革推進責任者・後藤良平氏が登壇、ダイバーシティ推進・女性活躍推進で執行役員2名が新たに誕生した取組みや、経営陣が一丸となって働き方改革に取り組むまでのプロセスなど、自社の取り組みをそれぞれ報告したほか、当社代表取締役社長・小室淑恵からは2024年の労働基準法改正、2025年の育児介護休業法の改正、政府で議論が進んできている勤務間インターバル制度や女性活躍推進、アンコンシャス・バイアスを学ぶゲーム型研修といった最先端の働き方改革に関する情報を提供しました。
本シンポジウムの模様は、「【見逃し配信】働き方改革オンラインシンポジウム2024」(オンライン・無料)でも確認することができます(開催日時:5月28日(火)10時、6月19日(水)14時)。
▼詳細・申込ページ: https://work-life-b.co.jp/20240423_work-style-refrom_symposium2024
■本シンポジウム開催の背景
本シンポジウムは、当社が民間企業・行政組織・非営利組織といったすべての組織における働き方改革が加速するよう、毎年春にその時々の最新情報を提供するために実施しています。ゲスト企業・登壇者からは、実際に業績向上や企業価値向上につながった事例や現場と経営層の生の声を惜しみなく伝えていただき、参加者が、働き方改革を机上の空論や絵空事にとらえるのではなく、地に足のついた本質的な取り組みに前進させるための一助になることを期待するものです。
2024年度は「成功のカギとなった働き方とコミュニケーション」を副題に、コロナ禍を経て業績と株価をV字回復させた株式会社オンワードホールディングス(以下「オンワードホールディングス」)代表取締役社長・保元道宣氏には「女性活躍と心理的安全性の醸成を本気で目指す~現場との対話から見えた新しい視点~」を、2024年4月から働き方改革関連法が適用された建設業で上限規制に真摯に向き合う東亜建設工業株式会社(以下「東亜建設工業」)建築本部執行役員/設計設備統括部長/働き方改革推進責任者・福地康幸氏、同社土木本部理事技術担当/働き方改革推進責任者・後藤良平氏には「持続可能な働き方が組織と社会の未来を創る~自律的な職場を育てる、現場の挑戦と葛藤~」をプレゼンテーションいただきました。
また、当社代表取締役社長・小室淑恵からは2024年の労働基準法改正、2025年の育児介護休業法の改正、政府で議論が進んできている勤務間インターバル制度や女性活躍推進、アンコンシャス・バイアスを学ぶゲーム型研修といった最先端の働き方改革に関する情報を参加者に共有しました。
申込者数は2,400名を超え、リアルタイム視聴者からは「働き方改革を進める際に直面した壁をゲストがリアルに話してくれたことで、自社でも諦めずに取り組もうと決意を新たにした」「働き方改革の専門家に依頼することにハードルがあったが、費用対効果が高いことがよくわかった」「真剣に向き合い、対話すると『役員になりたい』という女性が増えることに驚いた。『ダイアログ・セッション』はやり方を再考するヒントとなった」といった声が寄せられました。本シンポジウムを通した感想や要望をふまえ、当社は今後も働き方改革を加速するために意識啓発のための講演や研修、抜本的な組織構造の改革や働き方のルールの変革を支援する働き方改革コンサルティングの提供に力を入れてまいります。
■本シンポジウムで報告された内容
本シンポジウムで登壇者により報告された主な内容は以下のとおりです。
株式会社オンワードホールディングス 代表取締役社長・保元道宣氏
女性活躍と心理的安全性の醸成を本気で目指す~現場との対話から見えた新しい視点~
オンワードホールディングスでは、働き方改革に関する一連の取り組みを「働き方デザイン」と称してグループ各社まで広げて取り組んでいます。
かつては残業や休日出勤が多く、上意下達の文化だったところから、多様で個性的な人財が活躍できる企業へと進化する「ONWARD VISION2030」を掲げて、2019年から当社とともに様々な施策を展開しています。働き方デザインの結果、これまでに残業時間減・営業利益V字回復、2024年度女性執行役員2名同時登用、男性育児休業の平均取得期間4か月以上の達成、「D&I AWARD2023」で最高ランク「ベストワークプレイス」を受賞などの様々な成果を創出してきました。
特に、ダイバーシティ推進・女性活躍推進のための4つの施策として、カエル会議、役員対象の心理的安全性研修、役員メンター制度、社長と女性役員候補との対話の場である「ダイアログ・セッション」など当社が支援した取組みが一定の効果を持ったことも紹介いただきました。
「女性執行役員を登用する際、社内での反対意見等はありましたか」「当事者の昇進意欲がない場合はどうしたらいいか」など多くの企業が悩む点も質問が寄せられ、保元社長からは「この取り組みは事業改革やDXと同様に重要な経営戦略として位置付けている。女性役員が誕生してから、若手の総合職や販売職から、将来役員なりたいという声が直接聞こえてきた。みなさん活躍したいという思いはお持ちじゃないでしょうか」「女性活躍を進めることで、新しい男性活躍の姿が創られていくと考えています」といった回答、担当コンサルタントの大畑愼護からは「全ての土台は働き方改革。『時間内にやりきる人こそ優秀!』と評価される社員像が書き換えられたことで、責任ある役職へのチャレンジ意欲が増えた」といったポイント解説がありました。
東亜建設工業株式会社
建築本部執行役員/設計設備統括部長/働き方改革推進責任者・福地康幸氏
土木本部理事技術担当/働き方改革推進責任者・後藤良平氏
持続可能な働き方が組織と社会の未来を創る~自律的な職場を育てる、現場の挑戦と葛藤~
海洋土木を中心とした総合建設業を営む東亜建設工業では、人的資本経営を主眼とし、社員のやりがいや働きやすさを求め、幸福度の向上を目指し、働き方改革に取り組んでいます。
2018年以降様々な取組みを行ってきたものの、依然として人材不足・事業量の確保・残業時間の削減といった課題があり、WLB社の「カエル会議」を2023年2月から試験的に、2023年4月より5支店5現場で本格導入を開始しました。
約8か月間のサポートの中で、現場毎に「ありたい姿」を共有し、増やしたい時間・減らしたい時間に対して解決策を議論して実行、その成果を振り返るサイクルを繰り返した結果、現場全員のコミュニケーションが密になり心理的安全性が向上してきたことや、新人社員のスキルアップや担当業務量の増加、指導社員の時間余裕が生まれ取り組む仕事がランクアップ、主任クラスによる勉強会で「背中で語る」のではなくフォローを手厚くでき、より早く自分の仕事を任せるきっかけになった、という事例などを紹介いただきました。
質疑では「経営陣が一枚岩で進めるためには」「どのように取り組みを全社に広めるか」などのご質問が寄せられ、期末に年度総括とあわせ次年度の取組みを経営会議で承認を得ていることや、カエル会議の中間および最終報告会の効果が大きいとの共有がありました。報告会については、「会長・社長・役員、主な幹部職が出席、特に最終報告会では若年の発表者が、実体験に基づきイキイキと話す姿に経営陣も心を打たれた様子だった。報告会後の懇親会では、ある取締役から「私もカエル会議に参加してみたい」との話も」と赤裸々にご回答いただきました。
「今後、この「カエル会議」を弊社の文化の一つにすべく進めていきたいと考えています。」というお話もあり、カエル会議を進行できる人を増やし、自走しての展開を重要視していることをご紹介いただきました。
▼【見逃し配信】働き方改革オンラインシンポジウム2024概要
■タイトル
【見逃し配信】働き方改革オンラインシンポジウム2024
■開催日時
2024年5月28日(火)午前10時~12時
2024年6月19日(水)午後2時~4時
■開催方法
Zoomを利用したオンライン配信(要事前申込)
■参加費
無料
■対象
・働き方改革をけん引する経営者、管理職、担当者の皆様
・働き方改革に関心をお持ちのビジネスパーソンの皆様
■内容
2024年4月23日に開催された「働き方改革シンポジウム2024 ~成功のカギとなった働き方とコミュニケーション~」の見逃し配信
■参加申込
5月28日(火)午前10時~12時
https://e0f34ffa.form.kintoneapp.com/public/symposium202405
6月19日(水)午後2時~4時
https://e0f34ffa.form.kintoneapp.com/public/symposium202406
▼本シンポジウムの概要
■タイトル
働き方改革シンポジウム2024 ~成功のカギとなった働き方とコミュニケーション~
■開催日時
2024年4月23日(火)10:00~12:00(オンライン)
■開催方法
Zoomを利用したオンライン配信(事前申し込みによりアーカイブ配信あり)
■事前参加登録者数
2,483名(2024年4月23日午前9時時点)
■参加費
無料
■対象
・働き方改革をけん引する経営者、管理職、担当者の皆様
・働き方改革に関心をお持ちのビジネスパーソンの皆様
■主な内容:
1.最新の働き方改革についてのご紹介
株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長 小室 淑恵
2.ゲスト登壇①
「女性活躍と心理的安全性の醸成を本気で目指す~現場との対話から見えた新しい視点~」
株式会社オンワードホールディングス 代表取締役社長 保元道宣 様
3.ゲスト登壇②
「持続可能な働き方が組織と社会の未来を創る~自律的な職場を育てる、現場の挑戦と葛藤~」
東亜建設工業株式会社
建築本部執行役員 設計設備統括部長/働き方改革推進責任者 福地康幸 様
土木本部理事 技術担当/働き方改革推進責任者 後藤良平 様
■株式会社ワーク・ライフバランスについて
2006年創業、以来15年以上にわたり企業の働き方改革により業績と従業員のモチベーションの双方を向上させることにこだわり、働き方改革コンサルティング事業を中心に展開。これまでに自治体・官公庁も含め企業3,000社以上を支援。残業30%削減に成功し、営業利益18%増加した企業や、残業81%削減し有給取得率4倍、利益率3倍になった企業など、長時間労働体質の企業への組織改革が強み。
会社名:株式会社ワーク・ライフバランス
代表者:代表取締役社長 小室 淑恵
サイト:https://work-life-b.co.jp/
創立年月:2006年7月
資本金:1,000万円
主な事業内容:
働き方改革コンサルティング事業・講演・研修事業
コンテンツビジネス事業・コンサルタント養成事業
働き方改革支援のためのITサービス開発・提供
「朝メールドットコム」「ワーク・ライフバランス組織診断」「介護と仕事の両立ナビ」カードゲーム体験型研修「ライフ・スイッチ」
実績:3,000社以上(国土交通省、鹿島建設中部支店、住友生命保険相互会社、株式会社アイシン、内閣府、三重県、埼玉県教育委員会など)
・代表 小室 淑恵プロフィール
2014年9月より安倍内閣「産業競争力会議」民間議員を務め、働き方改革関連法案施行に向けて活動し、2019年の国会審議で答弁。2019年4月の施行に貢献。国政とビジネスサイドの両面から働き方改革を推進している。年間200回の講演依頼を受けながら、自身も残業ゼロ、二児の母として両立している。
<本件に関する報道関係者様からのお問合せ先>
株式会社ワーク・ライフバランス 広報 田村(たむら)
TEL:03-5730-3081 / Mobile:080-3347-3081 / Email: media@work-life-b.com