TMS-008 の第1相臨床試験における最初の被験者への投与のお知らせ
2024年06月19日 15:00
当社は、急性腎障害の治療薬候補として開発を進めてきた TMS-008 の第Ⅰ相臨床試験(TMS-008 の健康成人男性を対象とした第 I 相単回投与用量漸増試験、以下「本試験」)において、本日(6月 19 日)、第1例目の投与が実施されましたことをお知らせいたします。
これまでの非臨床試験結果より、本剤の非臨床フェーズでの有効性と安全性が確認されておりますが、本試験においては、健常な成人男性を対象として TMS-008 をコホート毎に漸増的に投与し、ヒトでの安全性、忍容性及び薬物動態等について確認を進めてまいります。
本試験は東京大学医学部附属病院にて実施します。
今年度中に全ての被験者への投与及び観察を終了し、最初のリードアウトを 2025 年度 第1四半期に行う予定です。
TMS-008 は、黒カビの一種に由来する SMTP(Stachybotrys microspora triprenyl phenol)化合物のファミリーです。可溶性エポキシドヒドロラーゼ(sEH)を標的とする阻害薬であり、高い抗炎症作用と抗酸化作用により腎臓の保護効果が期待でき、急性腎障害の治療薬としての可能性が期待されます。
なお、本件が 2025 年2月期の業績に与える影響はありません。
以上
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