M&A仲介事業を展開する株式会社ペアキャピタル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中哲、以下｢当社｣)は、システム開発事業等を展開するIT企業の株式会社テクノミスト（本社:東京都目黒区、代表取締役社長:堀田主税、以下「テクノミスト」）と、求人情報サービスを提供する株式会社クリエイト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井崎貴之、以下「クリエイト」)とのM&Aを支援したことを発表します。これにより、テクノミストは経営業務とエンジニア業務の兼務により負担が増大していた社長の業務が最適化され、生涯エンジニアとして活躍する環境が整いました。また、クリエイトは今回のM&Aを通じてシステム部門の人材育成の強化及び技術力の向上が実現し、より多角的な事業展開のための体制を整えました。

■M&Aの背景
新型コロナウイルス感染症による生活様式の変化により、昨今企業のM&Aニーズが高まりを見せています。中小企業のM&Aの実施件数は毎年増加しており、足下の実施件数は年間3千件から4千件程度と推計されています（※1）。また、少子高齢化等に伴う将来の慢性的な人材不足に備え、M&Aを通じて他社の優秀な人材やノウハウなどを獲得することで自社の競争力向上を図る企業が増えています。一方で、優秀な人材やノウハウを持っているものの、更なる成長を目指すためにはより強力な運営体制が必要となるため、M&Aを活用して大手企業の傘下に入ることで体制強化を図る企業も増加しています。このことから、譲受企業と譲渡企業の双方のニーズの高まりがM&Aの実施件数増加につながっていると考えられます。特に近年はIT化やDX化の需要が急速に拡大していることから、高い技術力を持つIT企業を迎え入れ、自社の成長や発展に必要な技術獲得を目指す企業が増加しています。
譲渡企業のテクノミストは、大手企業との取引実績があり、上流工程を得意とする技術力の高いエンジニアが多く在籍するIT企業です。社長の堀田氏は、経営業務全般を行いながらエンジニアとしても活動していますが、経営者として会社を拡大することが役割でありながらも、生涯エンジニアとして働き続けることを希望していました。そのため、希望を実現するためには経営業務の一部を第三者に担ってもらう必要があると考えました。経営裁量権は持ちつつも生涯エンジニアで活躍できる手段を模索した結果、他社のグループに参画することで経営業務を最適化できると考え、M&Aを選択しました。
譲受企業のクリエイトは、1968年創業の求人広告の老舗企業です。求人広告の他、教育事業や人材派遣事業など多角的に事業を展開してきました。M&A戦略により更なる成長を目指す中で、今後さらに加速していくIT化を見据え、システム部門を強化することによって顧客に付加価値を提供できると考えました。優秀なエンジニアが多く在籍するテクノミストをグループに迎え入れた結果、エンジニア同士の連携が活性化され、人材育成の強化と技術力向上のための体制が整いました。

※1中小企業庁「中小企業の経営資源集約化等に関する検討会取りまとめ～中小Ｍ＆Ａ推進計画～」（2021年４月28日）

＜譲渡企業＞
株式会社テクノミスト
代表取締役社長：堀田 主税
本社所在地：東京都目黒区
事業内容：システム開発、人材派遣

＜譲受企業＞
株式会社クリエイト
代表取締役社長：井崎 貴之
本社所在地：東京都千代田区
事業内容：求人情報サービス提供事業

＜本件担当アドバイザー＞
株式会社ペアキャピタル
シニアアソシエイト　高本 凌平

■両社代表者へのインタビューを公開中
テクノミストとクリエイト 両社の代表者に、M&Aを決意した背景、そしてM&Aの後にどのような変化があったのかインタビューしました。
▼インタビュー記事はこちら
https://p-capital.co.jp/interview/interview3389/

■ペアキャピタルのM&A仲介サービス概要
後継者不在・事業の再生等の様々な経営課題の解決のためには「M&A」は非常に有効的な手法です。M&Aは相手のある話であると同時に秘密裏に進めなければならず、そのプロセスは極めて複雑でデリケートです。当社ではM&Aのプロが初期相談から候補企業の探索・選定、諸条件調整、資料作成に至るまで一貫してフルサポートいたします。

■株式会社ペアキャピタル 会社概要
会社名：株式会社ペアキャピタル
代表者：代表取締役　田中 哲
設立：2020年10月14日
本社：東京都渋谷区恵比寿4-20-3　恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
名古屋営業所：愛知県名古屋市東区葵3-24-2 第5オーシャンビル8階
大阪営業所：大阪府大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館5階
資本金：1,000万円（資本準備金含む）
事業内容：M&A仲介業
URL：https://p-capital.co.jp/