参加者の副業意識が顕著に変化!加速するIT環境下におけるIT人材の 「キャリアアップ」セミナーに、独立・開業の専門家としてラボ所長 菊池保人が登壇 ・半数が3カ月以内に副業を開始予定と回答 ・8割超が「キャリア型」副業に関心あり、 スキルの切り売りではない経験を活かした複合的な働き方を目指す ・約8割が「学び直し」を決意、働く人の価値は“最終学歴”から“最新学び歴”へ移行
独立・開業を支援する株式会社アントレ(本社:東京都港区、代表取締役:上田隆志)は、個人を軸にした多種多様な働き方の浸透を目的に設立した働き方研究機関「独立ワークスラボ」の所長 菊池保人が、異業種研究会「企業IT力向上研究会(ITEG)」が主催した、IT人材向けセミナーに登壇しました。
本セミナーでは、急速に変化するIT環境下で、事業会社のIT人材が「どうキャリアアップ」すべきかという悩みを抱えるIT企業などの参加者に対し、独立・開業の専門家である菊池保人が「副業観の変化、学び直しの機会の増加」といった今後の予測や、「多様な働き方に対応できるキャリア形成」について解説しました。
■イベント概要
◇日程:6月17日(金) 第一部(講演)16時〜、第二部(ディスカッション)17時15分〜18時
◇登壇者:株式会社アントレアントレ独立ワークスラボ 菊池 保人
◇主催者:企業IT力向上研究会(ITEG:https://www.itr.co.jp/company/iteg.html)
◇会場 株式会社乃村工藝社(港区台場)/ オンライン
◇参加者:ITEG参加企業(40名)
◇参加者属性:ITEG参加企業(企業IT、ITベンダーなど)
■実施レポート
株式会社アントレは、1997年2月より、独立のために必要な情報を集約した日本最大級の独立開業専門サイト「アントレ ( https://entrenet.jp/ )」を運営しており、25周年を記念して発行した働き方の変遷を分析したレポートである「独立青書: https://entrenet.jp/pr/entre_dokuritsuseisyo2022.pdf 」の認知促進を目的に、働き方の変化を捉えたい企業や業界に向けた情報発信の一環として、講演ならびにディスカッション形式のイベントにワークスラボ所長の菊池が登壇いたしました。
◇講演内容
テーマ:多様な働き方に対応するための自身のキャリア形成について
アントレが行った独自調査をもとに、個人の独立を取り巻く環境・意識変化や、「働き方」の価値観が変化している実態を踏まえ、多様な働き方に対応できるキャリア形成の仕方について講演を実施した。
【1】過去と現在の「起業」「独立」に対する目的、価値観の変化
・コロナウイルス感染症により在宅勤務を経験した方は、アフターコロナでも“自分の裁量範囲(自由度)”と“ワークライフバランス”を重視する傾向が強まっている。*1
・回答者全体と比較すると、在宅勤務経験者は “副業・複業できる環境(複数の収入ルート確保)” を重視するという回答が1.5倍、“独立を検討する”傾向も強く、回答者全体の2倍以上に。コロナを経験し、会社に出勤することが当たり前ではなくなったことで、働き方の価値観に大きな変化が見られている。
・コロナ以前には”給与水準“などの条件を重要視していた人が、会社・組織の都合ではなく、個人の働き方へのこだわりへと考え方をシフト。
・アフターコロナを迎え、個人は働き方を自己決定するセルフシフトに移行する傾向が見られる。
【2】副業・パラレルキャリアという働き方のメリット
・「副業」の形の変化
副業経験者の実に66.8%が、独立開業後に「副業が活かされた」と回答(アントレ独立開業者調査2021より)。副業という働き方が『社会の興味関心』からすでに、経営知識を得るため、役に立つスキルを得るため、といった『実装&改善サイクル』に入っている。
・現在の「副業」に見られる2つの型
<スキル型>
過去に身につけたスキルを元に報酬化を目指すこと
<キャリア型>
スキルの切り売りではなく、経験を活かした複合的な働き方のこと。
具体的には、これまでの経験を活かして新たな課題やテーマに挑戦することで、「自身の今後の成長にもつながる」副業のこと
専門的なスキルがないと副業に挑戦できないとするスキル型、今まで得た全ての知識・経験値が副業になり得るキャリア型。独立につながる副業は、複合的なキャリア型へ移行していくと考えている。
【3】人生100年を見据えたときの働き方の変化の予測
・学び直しの価値
これまでのような『“最終学歴”で選ばれ続けること』から『生涯、更新可能な“最新学び歴”で何度も自分で選びなおすこと』がこれからの働く人の価値を決めていく時代がきている
・自己決定するセルフシフトへの移行
自分にとって意味のある働き方を自己決定する“セルフシフト”の動きが始まっている。これにより個性の重視や多様性の受容が拡がり、意味のある『自分らしさ』の追求が進んでいくと考えている。こうした流れが主流となれば、企業・組織は「個人が生き生きと働くためには何ができるのか」という“広い視野”を持ち得ないと、個人から選ばれなくなるという時代が来る
・さきがけ独立が加速
「先を見据えて、数年前から準備を行う“さきがけ独立”が拡がっていくことで、“独立・開業”という選択が、より現実的な選択肢として受け入れられていく世の中になるのでは」と予測
*1:コロナ影響下における働き方の意識変化を調査、価値観変化は6割超、在宅勤務経験者では8割以上
https://corp.entrenet.jp/news/news6/
◇参加者アンケート結果
回答者:12名(IT職)
【副業経験の有無】4人に1人が経験あり 【今後3カ月以内に副業への行動を起こすか】
【副業やキャリアを積むためにはどんなことが解決できればやってみたい、継続すると思いますか?】
「興味関心、趣向に合う環境や仕事に出会えたら」が8割と圧倒的
【副業タイプへの関心度】約8割がキャリア型 【学び直しの意向:新たな学びにトライしたいか】
半数で副業への行動意欲が見られた 約8割が学び直しへの意欲が見える結果に
【参加満足度】91.6%が期待通り以上と回答
【年齢】 【性別】
◇参加者の感想
・今まで、副業については難しく、とてもリスクが高いもの考えていました。が、講演を拝聴してチャレンジすることへの敷居がずっと低く感じられるように変わりました。
・副業はお金を払ってでもやるべきという言葉が印象に残りました。せっかくやるなら収入も・・・と思っていましたが、やりたいことができるだけでも十分だと価値観が変わりました。
・自身の内省が自律的キャリアをつくる第一歩だと思いました
◇講師
アントレ独立ワークスラボ 菊池 保人
東京工業大学卒業後、1987年4月、株式会社リクルート入社。
新規事業の営業職、企画職を経て、リクルート全社のIT統括組織にて、各事業領域のIT戦略の立案とその実行部隊の責任者となる。
リクルートのすべての事業領域を担当し、メディア・商品のリニューアル、業務BPRを推進してきた。その後、全社横断のネットマーケ戦略立案とその実行責任者を経験。
人材領域での新規事業開発を担ったあと、「アントレ」の編集長を経て、2019年4月リクルートグループから事業ごと独立。
株式会社アントレの代表取締役に就任
2020年7月、代表取締役を交代し、個人が中心となる“独立した働き方”の拡大を目的にアントレ内外の調査研究を推進するアントレフェローに就任。
「自由になるのは未来だけ、その未来に続く今を変える!」を合い言葉に、誰もが自分らしい独立した働き方に挑戦できる社会を目指す。
【アントレで取材可能なこと】
✓講師である菊池による昨今の「独立・開業」トレンドや今後の予測
✓コロナ下における「副業」の変化
✓コロナ下で「働き方」意識がどう変わったか
✓参加者へのアンケート結果の提供
IT人材の副業経験の有無や今後の意向、ITキャリアにおける悩みの有無 など
■イベント主催:企業IT力向上研究会(ITEG)概要
ITEGは、実践可能なプラクティスをテーマ別に追求する異業種研究会です。
実行可能なプラクティス(手法、プロセス、利用技術など)を調査・研究し、その成果を共有し、実践することで、企業の競争力に加えて日本の国際競争力の向上に貢献する目的のもと、活動しています。
【主な活動】
調査・研究活動: 企業におけるITの活用および運営に関する実行可能なプラクティス(手法、プロセス、利用技術、組織体制、契約条件、SLAなど)の調査・研究
普及・啓発および指導: 調査・研究成果となるプラクティスの試験的導入、公表、普及、啓発、共有および指導
■アントレ「独立青書」概要
・内容:アントレでは、サービス開始から25年間にわたり『雇われない生き方、独立した働き方』を追い続ける中で捉えた、「働き方」の変化ならびに今後の予測をまとめています。
・対象:コロナ下での働き方の変化を捉えたい方、独立・起業の情報を知りたい方向け
・発行日:2022年3月24日
・閲覧方法: 以下からダウンロード可能(無料)
https://entrenet.jp/pr/entre_dokuritsuseisyo2022.pdf
詳細は添付のプレスリリース(PDF)にてご確認ください。
株式会社アントレのプレスリリース
- 株式会社アントレ
- 新商品・サービス提供開始
- 12ヶ月前