NOX-A12を用いた膠芽腫の臨床試験GLORIAの研究チームが「ドイツ大学医学賞」を受賞NEW
株式会社ティムス(以下「当社」)は、当社がNOX-A12の全世界における権利取得に向けた独占交渉契約を締結しているTME Pharma A.G.の親会社TME Pharma N.V.(以下「TME Pharma」)が、NOX-A12を用いたグリオブラストーマ(膠芽腫:GBM)の臨床研究「GLORIA」の研究チームが「2026年ドイツ大学医学賞(Preis der Deutschen Hochschulmedizin 2026)」を受賞したと発表したことをお知らせいたします。
リンク:https://www.tmepharma.com/downloads/pressrel/2026-11-03_TME_Pharma_GLORIA_Team_University_Medicine_Prize_EN.pdf
以下、TME Pharmaによるリリースの要約を記載します。
ドイツ大学医学賞は、ドイツ医学部協会(MFT)およびドイツ大学病院協会(VUD)が、大学医学研究における革新性や臨床応用への貢献などを評価し、優れた研究チームに授与するものです。今回、ドイツの6大学医療機関による共同研究チームが、基礎研究と臨床研究を融合した革新的な治療アプローチを評価され、受賞しました。
GLORIA試験は、標準的な化学療法の効果が期待しにくい新規診断GBM患者を対象に、CXCL12阻害剤NOX-A12と放射線療法の併用を評価する第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験です。GBMでは、放射線療法後に腫瘍が血液供給を再構築することが再発の一因と考えられています。NOX-A12は、この過程に関与するCXCL12を阻害することで、腫瘍の血液供給の再構築を抑制することを目指しています。
GLORIA試験では、NOX-A12と放射線療法に抗VEGF抗体ベバシズマブを追加し、異なる2つの血管形成経路を同時に阻害する治療法が検討されました。6例の患者を対象とした拡大コホートにおいて、良好な忍容性と全生存期間(OS)中央値19.9か月が報告され、研究成果は国際学術誌「Nature Communications」に2024年および2026年に掲載されています。
今回の受賞は、NOX-A12を用いた治療アプローチの科学的意義と臨床応用の可能性が評価されたものです。TME Pharmaは、今後、当社と協力してGLORIA試験の無作為化比較試験への拡張を計画しています。
なお、2026年ドイツ大学医学賞の授賞式は、2026年11月24日にベルリンで開催される「大学医学の日」式典において行われる予定です。
【株式会社ティムスについて】
株式会社ティムスは、アンメット・メディカル・ニーズに応えることを目指し、革新的な医薬品の発見と開発に注力し、研究段階から臨床段階までを手掛けるバイオ医薬品企業です。当社の研究開発品には、真菌由来のSMTPs(Stachybotrys microspora triprenyl phenols)と呼ばれる低分子化合物ファミリーが含まれます。リードパイプラインであるTMS-007(JX10)は、急性期脳梗塞治療薬として日本での前期第Ⅱ相臨床試験において優れた有効性と安全性が示唆されました。その他に、急性腎障害、脊髄損傷といったアンメット・メディカル・ニーズの大きい疾患に対する治療薬パイプラインを有しています。当社は、アカデミア等における発見を世界の医薬品市場につなげる架け橋となることを目指し、主要な学術機関との確立されたパートナーシップを活用しつつ新たなパイプラインの探索と開発を続けています。詳細は当社ウェブサイト(https://www.tms-japan.co.jp)をご覧ください。
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