シプードにCTO・CMO・AI活用アドバイザーが就任、経営体制強化で新フェーズへ。広報PR業務を自動化する「PRM(ピーアールエム)」の開発と普及をより加速
〜新サービス「企業向け広報PRシステムの受託開発」も開始〜
PRM(ピーアールエム:Public Relations Managementの略)の提供を通じて、広報を経営機能として活用したい企業の事業成長を支援する、株式会社シプード(本社:東京都中央区、代表取締役:舩木芳雄・舩木真由美)は、この度、システム開発、マーケティング、AIの各分野の専門家を迎え入れ、経営体制を拡充しました。これにより、攻めの広報PR活動「PRM」の自動化をさらに推進し、企業成長を加速させていきます。
また、この度の開発体制強化により、大手企業向けに「社内広報PRシステムの受託開発」サービスを提供開始します。顧客企業のニーズや条件にあわせ、広報PRデータを一元管理できる専用システムの構築をセキュアな環境下でスピーディに実現します。
▼PRM(ピーアールエム)について
PRMとは、Public Relations Management(パブリックリレーションズマネジメント)の略で、ITテクノロジーを活用して記者の経歴や連絡先、所属部署や担当業界、執筆記事やコンタクト履歴等などのデータを蓄積し、自社とメディアの関係性を管理する概念です。(ピーアールエムと読みます。)
記者との関係性を管理することで、記者の情報ニーズを把握した上でコミュニケーションを取ることが可能となるため、自社とメディアとの良好な関係を構築・促進することが可能となり、結果、広報活動を自社の認知獲得や営業・採用活動の成果向上につなげることができます。
PRMが浸透する米国では、広報・PRやマーケティング、事業推進、営業などのチームがPRMを活用し、メディアとの関係性構築を戦略的に実行する企業が増えています。主要ツールとしてPRM大手の米国Mack Ruck社が急成長する中、国内では当社が今年3月、国内初となるPRMプラットフォームを提供開始しました。
【参考リリース】https://prone.jp/press_releases/4812
▼新たに参画した3名について
1)システム開発のエキスパート、飯干 健氏がCTOに就任
エンジニアとして幅広いアプリケーション開発とインフラ構築運用に18年以上携わる飯干健氏が新たなCTOとして、シプードの技術戦略を牽引します。飯干氏の技術に対する深い洞察と革新的なアプローチは、シプードの技術革新をさらに加速させ、顧客ファーストのもとPRMの新機能拡充やAPI連携などをスピーディに実現していきます。
・飯干 健氏のコメント:自身の技術背景と業界経験を生かし、革新的で持続可能な技術ソリューションを提供することで広報・PR業界の世界的トレンドである「PRM」の浸透を日本でも加速させていきたいと思っています。ぜひ、大規模言語モデル(LLM)を含む最先端技術の活用により、業界をリードする存在としての地位を固め、広報・PRの皆さんと共に業界の新たな標準を築くことを目指し頑張ります。
・飯干 健氏のプロフィール:
株式会社Craftake代表。2004年にエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、金融業界のインフラを中心に多岐にわたるプロジェクトに関わりながら、豊富な経験を積む。2012年よりゲームやECサイト開発など、多様な新サービスの立ち上げに貢献。その後、技術顧問としても活動を行い、その専門知識で多くのプロジェクトを支援。近年に至っては、革新的な技術である大規模言語モデル(LLM)を駆使したプロダクト開発やデータ分析事業にも着手し、技術の最前線で活動を続けている。株式会社Craftake HP:https://www.craftake.co.jp/
2)マーケティングのプロフェッショナル、上条 賢太氏がCMOに就任
インターネット黎明期からマーケティング領域で18年以上のキャリアを積み、スタートアップから大手まで多くの企業に対し、リード獲得やブランド構築、新規事業開発を手がけてきた上条 賢太氏がCMOとして、シプードのマーケティング戦略を指揮します。上条氏は、豊富な実績と深い業界知識を武器にデジタルマーケティングのフィールドで卓越した成果を挙げてきた戦略家です。彼のリーダーシップの下、シプードはマーケティングの新時代を切り開き、ブランド価値と顧客エンゲージメントの向上を目指します。
・上条 賢太氏のコメント:
いまだプロダクトアウト志向が強い日本において、シプードが提供する攻めの広報PRはマーケティング施策として非常に効果的であり、PRM機能を搭載したPRONEは多くの日本企業に導入してほしい優れたITサービスです。これからデジタルマーケティングと顧客接点の革新を通じて、シプードのブランド価値をさらに高めていきます。
・上条 賢太氏のプロフィール:
株式会社メンバーズにて、大手企業のデジタルマーケティングディレクターやソーシャルメディア事業部の立ち上げを経て、2012年アニヴェルセル株式会社に入社。ウェディング業界のシュリンクとコモディティ化、デジタル化の大幅な遅れといった課題に対し、マーケティング部門の立ち上げからCMOとして企業価値向上を牽引。ブランド認知度・集客数・客単価を業界1位に引き上げ、営業利益1.5倍等の成果を生み、執行役員に就任。株式会社MIXIや楽天モバイル株式会社で組織開発・新規事業開発を経て、2021年より企業の社外CMOとしてプロダクトマーケットフィットを支援するKenta Brewing/ケンタブリューイングを創業。Kenta Brewing/ケンタブリューイング HP:https://kentabrewing.com/
3)AIと創業支援の専門家、吉井 慎人氏がAI活用アドバイザーに就任
株式会社GLOCAL GUNSHIの代表取締役兼「軍師」である吉井慎人氏は、数多くの起業家を育て、ビジネス戦略の専門家として知られています。また近年、AI活用の知見をもとに各種生成AIをもとにした創業支援を強みとしており、吉井氏の参画により、シプードは経営戦略と実行の強化を図るほか、AIを活用したPRM新サービスや新機能の企画・実装や、新規事業創出を加速させます。
・吉井 慎人氏のコメント
ゼロから事業を立ち上げるアントレプレナー(起業家)から、大手企業にいながら新規事業に挑むイントレプレナー(社内起業家)まで、これまで多数の創業支援を担い事業立ち上げとその後の成長に伴走してきました。それらで培ったノウハウと最新の生成AIテクノロジー知見を軸に、シプードのイノベーションと広報・PR業界のさらなる発展のためにPRMを軸とした新たな価値創造に貢献します。
・吉井 慎人氏のプロフィール
BOND大学 MBA経営学修士。人材会社の営業を経て、インキュベーション・コンサルティング会社のインターウォーズ 株式会社で「イントレプレナー 塾(起業家育成プログラム)」をゼロから立ち上げ、運営責任者として300名を超える起業家と向き合い、事業計画書の作成支援に従事。出向型インキュベーション支援としてスタートアップに常駐して経営に携わり、(株)GLOCAL GUNSHI設立。現在、ビジネスの軍師として、インキュベーション施設で年間100名以上の事業相談(キャリア相談)にAIと経験に踏まえたアドバイスを行っている。株式会社GLOCAL GUNSHI HP:https://www.glocalgunshi.com/
▼株式会社シプード 共同代表 舩木芳雄・真由美のコメント
今回の経営体制の強化は、シプードが次のステージへと進むための重要なステップです。飯干氏、上条氏、吉井氏の各専門分野での豊富な経験と実績は、広報PR領域においてシナジーを発揮し、当社の持続的な成長とイノベーションを促進すると信じています。今後もシプードは、攻めの広報PR活動とPRMの推進を通じ、新しい価値を創造し続けます。
▼新サービス「企業向け広報PRシステム開発サービス」概要
新ポストCTOとAI専門家着任に伴う開発体制強化により、主に大手企業向けに「社内広報PRシステムの受託開発」サービスを提供開始します。広報・PRは専門領域であることから、自社でゼロからシステム開発するための知見やPRデータ不足が課題として挙げられます。シプードはこれまでオンライン広報サービスPRONE(プロネ)や、国内初のPRMサービス実装などの豊富な広報PRシステム開発の実績をいかし、顧客企業のニーズや条件にあわせ、広報PRデータを一元管理できる専用システムの構築をセキュアな環境下でスピーディに実現します
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・提供開始日:2024年4月4日
・対象:
- 業務効率化のため、広報・PR自動化を目指し社内DXを推進したい企業
- 自社でつながりのある記者データを一元管理し、メディアリレーションを強化したい企業
- PRMを活用してより戦略的に広報PR活動を実行したい企業(それぞれの広報部員の活動
- 履歴や効果測定が徹底されておらず、線にならず点としての活動にとどまっている)など
・料金:一式100万円(税抜)〜 (詳細はお見積もり)
開発する機能や取り扱うデータ量など開発要件に合わせてお見積もりします。
・申込方法:以下URLよりお問い合わせいただくか、カスタマーサポートまでメールにてご連絡ください。具体的な広報PRシステムのデモ画面をお見せして解説します。
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URL:https://prone.jp/inquiry/new
プロネカスタマーサポート:support@prone.jp
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▼広報・PRが経営機能として注目される「背景」
近年、あらゆるステークホルダーとの関係性構築が重要視される中、2023年6月、日本広報学会が約30年ぶりに広報の定義を刷新しました。
新たな定義は【組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能である】です。※1
定義の注目点としては、
①主語に組織と共に「個人」を加えていること
②コミュニケーションそれ自体を広報の目的ではなく手段としたこと
③広報を「経営機能」と位置付けて広報部門だけでなく経営者を含めた組織全体に関わる役割が担うものとしたこと、などがあります。
特に経営機能とは、継続的・計画的に事業を遂行するために必要な役割であり、今後広報は、認知獲得や売上増・採用計画の実現・信頼醸成など、経営目標達成に必要な経営機能として「人事機能・マーケティング機能・販売機能・財務機能」などと並ぶ重要な役割を担うことが求められます。
広報が「経営機能」としての役割を求められることで、広報業務はより高度化、複雑化していきます。特に、ステークホルダーとの橋渡しを担う記者との良好な関係づくりが広報では重要となりますが、記者とのコミュニケーションはプレスリリースを一斉配信するだけの一方通行型のコミュニケーションに終始している企業が多いのが現状です。このため、PR代理店やフリーランス広報等、企業の広報・PR活動を支援する専門家に記者との関係構築業務を任せている企業が増加しています。実際、企業の広報・PRを支援するPR業の2022年度の売上高は推計で約1,479億円と、2年前と比較して約33%伸びています※2。
当社は、企業の広報担当者を支援する伴走型サービス「広報・PRの家庭教師」の提供を通じて、これまで10年間で約200社の企業広報を支援してきました。また、オンライン広報サービスPRONE(プロネ:https://prone.jp/)の提供を通じて、現在1,000社以上の企業の広報PR活動を支援しています。
※1:日本広報学会 2023年6月20日 https://www.jsccs.jp/info/news/post-4.html
※2:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(2023年5月24日)https://prsj.or.jp/shiraberu/2023_pr_industry_investigation_report/
▼シプードのPRMプラットフォームについて
当社が提供するオンライン広報サービスPRONE(プロネ:https://prone.jp/ )に、PRMメディアリスト機能をはじめとしたPRM関連の機能が、2024年3月より複数実装されました。PRMメディアリスト機能は、記者の経歴やSNSの検索、過去の執筆記事から報道傾向の分析、効果的な情報提供やリリース配信、記者とのコンタクト履歴や関係性の一元管理、PRの効果測定などがオンライン上で完結でき、データに基づいた広報・PR活動が展開できます。
これにより、データを元に抽出した記者の情報ニーズに合わせ、最適化された配信リストを使ってメール提案ができるため、記者と良好な関係を構築することが可能となり、取材・記事化率の向上が見込めます。結果、広報活動を自社の良い認知獲得や営業・採用活動の成果向上につなげることが可能となります。
また、PRMメディアリスト機能の中で、記者のSNS情報等ネット上に公開されているオープンデータをまとめて閲覧できる記者公開情報を提供しています。これにより、記者とのつながりがなく、自社に記者情報がないユーザーでも、記者に直接アプローチするために必要な「経歴、過去記事、SNSなどの連絡先情報」をPRMメディアリスト内で閲覧できるため、記者との新たなつながりに活用できます。現在約150名の記者情報が閲覧可能となり、今後も随時アップデートしていきます。
- PRMメディアリスト利用希望の企業や広報担当はこちら:https://prone.jp/registration/company/new
- PRMメディアリストに登録希望の記者の方はこちら:https://prone.jp/registration/medium/new
▼PRMメディアリスト機能詳細
1.記者データの一元管理
自社に関係する記者データ(連絡先やSNSアカウント、記者とのコンタクト履歴や過去記事等)を入力し、閲覧できる機能です。記者に関する情報を細かく入力することやタグ付けするなど、記者との関係性を細かく管理することで、記者データを経営資産として活用できます。
2.配信リストのセグメント管理
一元管理された記者データから抽出した個別記者毎の情報ニーズを元に、メール配信リストをセグメント化して管理することが可能です。これにより、記者の情報ニーズを踏まえた最適な提案ができます。
3.メール配信
メール配信リストを元に、簡単にメールを配信できます。メール返信元の設定や配信時刻の予約設定も可能です。
4.記者コンタクト入力・管理
メール配信後の開封状況だけでなく、記者とのやりとりや問い合わせ/取材依頼、記事化の有無などをフォームから簡単に入力できます。入力された情報は自動的に記者情報に紐づくため、記者との関係性が見える化され、良好な関係を構築しやすくなります。
5.効果計測のためのダッシュボード
自社とつながりのある記者の人数や、メール配信件数、記者とのコンタクト数、取材/記事化件数など、広報活動数と実績数をリアルタイムに閲覧することが可能となります。取材/記事化などの結果だけでなく、広報活動自体が見える化されるため、広報担当者を評価することはもちろん、経営層に対してのフィードバックもしやすくなります。
6.記者公開情報
記者のSNS情報等ネット上に公開されているオープンデータをまとめて閲覧できる「記者公開情報」の提供を開始しました。記者とのつながりがない人でも、記者に直接アプローチするために必要な情報を閲覧し、記者とのつながり作りに活用できます。
◆株式会社シプード 会社概要
会社名:株式会社シプード
代表者:代表取締役 舩木芳雄・舩木真由美
設立:2011年2月21日
所在地:東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&E BLD.6F
資本金:1,000万円
HP:https://shipood.com/
事業内容:企業向け広報・PR支援「広報・PRの家庭教師」事業
オンライン広報サービス「PRONE(プロネ):https://prone.jp/ 」事業の開発・運営
広報・PRの家庭教師「フランチャイズ」事業
【PRONE(プロネ)に関するお問い合わせ先】
カスタマーサポート E-mail: support@prone.jp
【その他のお問い合わせ先】
シプード 広報 E-mail: pr@shipood.com