プレスリリース【アフターコロナを見据えたオンライン融合型戴帽式を挙行】 コロナ禍で廃止する学校続出の中、伝統的な戴帽式を奮闘しながら実現 ナースキャップを戴く学生の様子を保護者にオンライン配信、画面を通じて会話も
ハートランドしぎさん看護専門学校(所在地:奈良県生駒郡三郷町、学校長:竹林由浩、以下「本校」)は、看護学生が教員から一人一人ナースキャップを戴き看護師になる宣誓をする儀式である伝統的な戴帽式を挙行しました。会場の看護学生の様子を保護者にオンラインで配信し看護学生と保護者が画面を通じて会話する、アフターコロナを見据えたオンライン融合型の新しい形式で9月22日(木)10時から実施しました。
■戴帽式を行う背景
戴帽式は、「看護学校、看護系大学で看護師を目指す学生たちが、教員から一人一人ナースキャップを戴き、看護師を目指すものとしての職業に対する意識を高め、またその責任の重さを自覚させるための儀式。」と言われています。※1ナースキャップを戴いた戴帽生は、ナイチンゲールの意図を受け継ぐという意味で、ナイチンゲール像の親火から灯を受け取り、「ナイチンゲール誓詞」を朗読する儀式です。日本では、大正5年、聖路加病院高等看護学院で初めて行われたのが始まりだといわれています。しかし近年、衛生面の問題やジェンダーレス等の理由から、臨床現場のナースキャップ廃止に伴い、戴帽式の廃止や、戴灯式や宣誓式といった形式を変更して実施する学校が増えています。※2
■2022年度の戴帽式について
世間一般的には「ウィズコロナ」の傾向にあり、様々な行事・イベント関連がコロナ禍前の状態で開催されつつあります。一方で、戴帽式を終えた2年生は10月から基礎看護学実習に行くことになっており、本格的に病院で受け持ち患者の看護を展開することになります。現状コロナ第7波が拡大する中で、従来型の戴帽式を実施することは、新型コロナウイルス感染リスクが高まることから、今年度も会場の参加者を看護学生と教職員のみとし、保護者には式の様子を、オンライン配信をして視聴してもらう形式、オンライン融合型の戴帽式を実施することになりました。
本校の戴帽式は、全学年の学生が参加します。2年生の宣誓の場であることはもちろんのこと、3年生は昨年誓ったことを思い出し、国家試験合格に向けて今一度決意する目的で、また1年生は来年自身が戴帽生になれるように看護の基礎を今しっかり学ぼうと決意することを目的に参加しました。
コロナ禍で多くの制約がある中でも、本校は学生、そして保護者の思いに寄り添いながら、より臨場感あふれる戴帽式にしたいと考えました。
<第48期生戴帽式 概要>
1. 日時:2022年9月22日(木) 10:00~11:30
2. 場所:ハートランドしぎさん看護専門学校(体育館)
3. 住所:奈良県生駒郡三郷町勢野北4丁目13番1号
4. 内容:「第48期生 オンライン融合型戴帽式」
5. 参加者:本校学生、本校教職員、戴帽生保護者(オンライン)
■戴帽式 参加者の声
<看護学生のコメント>
私は母が看護師で、母が受け持っている患者様とお話しすることがあり、信頼関係を構築して患者様にとっての活力になっていることがすごいと感じていました。また、母の看護観や仕事観を聞いて、看護師になることを決意しました。患者様は不安を持たれている方が多いので、その方に寄り添って退院後の生活を自分らしく送っていただき、その方の強みを生かしてもらえるような看護師を目指しています。母親に対してはこれまでサポートしてもらい、人生・看護師の先輩としてアドバイスをもらい、幼いころから人間性が豊かになるような関わり方をしてもらい感謝しています。コロナ禍で制限が多い中、より従来に近い戴帽式を実現いただいた教員や事務の方には本当に感謝しています。しかし、オンラインだからこそ配信で母親が近くで視聴できたこともあり、周りの方のありがたさにも気づいたので、自分にとって良い経験になりました。 (2年生 伊藤 珠美)
<教員のコメント>
今回、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため縮小した形で戴帽式を行いましたが、無事に式を行うことができました。コロナ禍で自粛した生活を余儀なくされながらも看護師になるために頑張ってきた学生が、胸をはって戴帽式を受ける姿を見て成長を感じ、感動しました。看護師になると決意を新たにし、これから出会う患者様の心に寄り添える看護師になれるよう、更なる成長を願い、また、支えていきたいと私も決意を新たにしました。 (2年生担任 仲村 ひろみ)
本年度の戴帽式も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から縮小型で執り行いました。楽しみにしておられる保護者の方々に少しでも臨場感を感じていただきたく、ライブ配信を行って視聴していただくとともに、お式の終了後には個々の学生がオンライン上で保護者と対面し、「おめでとう!ありがとう!がんばるからね」と楽しそうにお話をしていました。その姿を見ていた本校の職員は、保護者の方々の嬉しそうなご様子と涙を流される姿に感動していました。
本校の戴帽式でナースキャップを与えられるのは、看護師を志し、看護の基礎的知識・技術・倫理について学び、患者さまの前に立つことがふさわしいと認められた看護学生(2年生)です。看護に携わる者としての自覚と決意を新たにした戴帽生が立派に成長していけるよう今後も職員一同で応援していきたいと思います。
(副学校長 高塚 由香里)
<保護者のコメント>
戴帽おめでとう。戴帽式に臨む姿もよく、配信で綺麗に映っていたので良かったです。あと一年半なので、精一杯頑張ってほしいです。また、祖母が楽しみにしていたので、祖母も一緒に配信を視聴できて喜んでおりました。 (2年生 お母さま)
■本校の教育方針について
本校では“心”を大切にしたカリキュラムを実践しています。
人を知り、患者さまの心を知るために欠かせない一般教養を養う「基礎分野」、看護する喜びや心の豊かさの学びを重視した「専門分野」、また認識論の導入など、常に相手と自分の心に目を向けられる看護師の育成に力を注いでいます。
URL:https://www.shigisan.ac.jp/education/
※1:ウィキペディア日本語版より引用
※2:令和4年1月 病院でキャップ廃止増、看護学校の戴帽式は?戴灯式に変更の動きも 自覚高める意義不変 北日本新聞社
■ハートランドしぎさん看護専門学校 概要
ハートランドしぎさん看護専門学校は、創立50年を越える伝統のある看護専門学校です。
近年、保健・医療・福祉に対する社会的ニーズは増大の一途をたどっており、その中核である看護活動は殊に社会や人々からの期待を集めております。この社会における本校の役割は人間としてまた専門職として優秀な看護師を育てあげることです。
本校は、学生の負担となる学費を、奨学金制度を取り入れることにより最小限度におさえていること、次に、母体病院が精神科、認知症専門病院ということもあり、知識・技術に加え、患者さまの心に寄り添い、心を支える看護のできる看護師を育てるためのカリキュラム、環境があること、最後に、本校に入学する学生に対し責任を持って教員が個人指導を取り入れ国家試験の合格へと導くという特色があります。
学校名:ハートランドしぎさん看護専門学校
代表者:学校長 竹林由浩
所在地:〒636-0815 奈良県生駒郡三郷町勢野北4丁目13番1号
看護師国家試験 合格率:100%(2011年~2019年)、97%(2020年)、100%(2021年、2022年)
卒業生:1938名(2022年3月現在)
URL:https://www.shigisan.ac.jp/
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