<子どもたちがDIYで学校机を改修する体験型SDGs授業開催>静岡県沼津市で6年生60名が参加、オリジナルの県産材柄で森林保全の意識を育む
静岡県沼津市立沢田小学校で、子どもたちが学校机の天板を改修しながらSDGsへの理解を深める授業が行われ、アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)の粘着剤付抗ウイルスメラミンシート「メラタックウイルテクト」が使われました。
【背景・概要】
学校机の天板は、経年劣化に加えてカッターやコンパスによるひっかき傷等での劣化もあり、寿命は10年程度といわれています。当社は、地球環境に配慮しながら限られた予算で教育環境を改善できるよう、天板の交換ではなく、粘着剤付メラミンシート「メラタック」を使った重ね貼りをかねてより提案してきました。
そのような中、株式会社三和製作所および全日本学校教材教具協同組合と協業し、メラタックによる学校机の天板改修を活用した教育プログラムの構築を進めています。2021年12月から2022年3月にかけて、埼玉県久喜市の市立小中学校7校にてプログラムのトライアルを実施しており、教育的要素をより深化させながら円滑に運用できる手法の構築を進めています。
今回は、静岡県沼津市立沢田小学校で体験型SDGs授業として、抗ウイルス性能をもつ「メラタックウイルテクト」を用いた学校机の天板改修が行われました。地元企業である株式会社大志建設および不二高株式会社の企画・運営によるもので、6年生60名が参加しました。使用された「メラタックウイルテクト」には静岡県産ひのき間伐材の柄(特注柄)が施されており、県面積の6割以上を占める森林の保全に対する理解も深められました。埼玉県久喜市のトライアル実施に関する2022年5月2日の当社発表がきっかけとなっており、構築中の教育プログラムも一部使用されています。
今後、プログラムを一層充実させるとともに自治体や教育関連機関への提案を強化し、全国展開を目指します。
【SDGs授業の概要】
<実施校>静岡県沼津市立沢田小学校(6年生60名)
<実施日>2022年7月19日(火)
<運営・協力企業>株式会社大志建設(プログラム運営)、不二高株式会社(静岡県産ひのき間伐材の柄考案および施工指導)、株式会社三和製作所・全日本学校教材教具協同組合・アイカ工業株式会社(授業用資料提供)
<児童の感想、校長コメント>プログラムに参加した児童からは、「シートに(抗ウイルスなどの)工夫がされていて驚いた」「机の穴や落書きがなくなり、机がきれいになって、勉強に集中できてうれしい」「きれいなまま下級生に引き継ぎたい」といった声が挙がりました。沼津市立沢田小学校の北尾揚子校長は、「まず、子どもたちが楽しそうに活動していたことが一番良かったです。そしてSDGsについて、講義だけだとなんとなくの理解に留まってしまいます。このような内容の授業は学校側だけではできませんが、色々な方々の協力により特別授業や実技を実施でき、理解が深まったと思います」と語っています。
詳細は、添付PDFまたは下記URLよりご確認いただけます。
https://www.aica.co.jp/products/news/detail/diysdgs.html