MRTが新たに和歌山県と連携し「医療版ワーケーション」を開始!働きながら余暇も楽しむ新しいワーキングスタイルで医療従事者不足の解消を目指す
MRT株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小川智也、以下 MRT)は、2023年に和歌山県と締結した医師確保と医療DXの実現に向けた連携協定に加え、この度、地域の医師・医療従事者不足解消を目的に、「わかやま医療版ワーケーション」を開始することをお知らせいたします。
【取り組みの背景・目的】
MRTは、働きながら地方都市での余暇も過ごしたい医療従事者のニーズをマッチングすることにより、医師の地域偏在や診療科偏在の解消を目的とし全国的に医療版ワーケーションの取り組みを進めております。既に他自治体で医療版ワーケーションにご参加いただいた医師からは、「住みやすそう」「またぜひ訪れてみたい」というお声を多数いただいたほか、「看護師さんや医療センターの方がとてもフレンドリーで優しくしてくださった」といったご感想もいただいております。
和歌山県は、人口10万人あたりの医師数は全国平均と比較し上位であるものの、医師の地域偏在が非常に大きいといった現状があります。*1とりわけ、紀南エリアの人口減少が大きく、高齢化率も全国平均を10%近く上回っていること*2から、医療ニーズの拡大、医師不足による医療現場のひっ迫といったことは喫緊の課題であり、常勤医師の負担緩和を図るため、県外からの医療資源の確保が急務と考えております。
一方で、和歌山県には海・山・川といった大自然をはじめ、「熊野」や「高野山」といった世界に誇る遺産や日本一のパンダの飼育頭数を誇るレジャー施設など、観光資源が豊富にあります。そんな和歌山からのご提案です。
「毎日に少し疲れたら、和歌山を訪れてはどうでしょう。大自然と信仰が融合する熊野は、一度死んで魂を清め、よみがえるためにお詣りする場所だと言われています。約1200年前、密教の聖地を開いた空海は、いまも高野山で祈りを続けていると信じられています。世界遺産を巡る旅路には、神話に出てくる温泉や美しい海、おいしい酒や食べ物が豊富にあります。そう、ここは、心と体を再生する聖地リゾート。古代から、すべての人を寛容に迎え入れてきた国。旅のはじまりの地と言われるこの和歌山へ、新しい自分をはじめに来ませんか。」
地域の魅力を活用しながら、和歌山県における医師の確保・定着を図るため、「わかやま医療版ワーケーション」の取り組みを開始します。
*1 和歌山県「和歌山県医師確保計画」第2章 和歌山県の医師の状況 1 医師をめぐる現状・課題
*2 日本医師会総合政策研究機構「地域の医療提供体制の現状-都道府県別・二次医療圏別データ集- 和歌山県」
【取り組みの概要】
医療版ワーケーションは、大型連休や他休日に合わせて実施を予定しており、医療従事者には、和歌山県内の紀南エリアを中心とした希望する医療機関(分娩および救急)でのご勤務および近隣観光と併せ数日間お過ごしいただきます。既に、和歌山県以外でもこのような取り組みを実施しており、そこで培った知見・経験を活かしたプランを設計しておりますが、ご勤務後にはアンケート調査を実施し、実際にご勤務いただいた感想をもとに、本取り組みのさらなる改良・改善等を図ってまいります。
【県、MRTの役割】
■和歌山県 https://www.pref.wakayama.lg.jp/
✓勤務する医療機関の紹介,関係機関との調整
✓余暇を楽しむ場所の紹介
和歌山県は、季節によってさまざまな体験ができ、気候の落ち着いた春・秋は、世界遺産にも登録されている「熊野古道」でのウォーキングやサイクリングがオススメです。夏はウォーターアクティビティに挑戦したり、「那智の扇祭り」など歴史ある祭りも見逃せません。冬は温泉で体を癒し、この時期しか味わえないグルメも堪能でき、どの時期にご参加いただいてもワーケーションを楽しめる環境が整っております。
■MRT株式会社 https://medrt.com/
✓全国医師・看護人材の募集・管理・マッチング等
✓医療機関(病院・診療所)との折衝・調整
MRTは、約34.5万名の医療従事者会員(2023年12月時点)を擁する医療人材プラットフォームを活用し、累計200万件以上の実績を誇る医療従事者紹介および、医療DXプラットフォーム「Door.」を活用した豊富なオンライン診療サポート経験を活かし、様々な自治体、企業と連携し全国的な医療課題の解消に取り組んでおります。また、日本で培った知見、経験を活かし、今後は東南アジアを中心に海外での医療従事者紹介や医療DXサポートなどの事業も進めてまいります。
MRT株式会社のプレスリリース
- MRT株式会社
- 新商品・サービス提供開始
- 12ヶ月前