『“スマホ時代”の受験生進路モデル』を公開、学校・塾・家族に次いで大学を知るきっかけは“YouTube” ~受験生が大学を認知・情報収集するチャネルのデジタルシフトが鮮明に~
スタディプラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣瀬高志、以下スタディプラス)のStudyplusトレンド研究所は、2023年12月6日(金)から12月8日(日)にかけて学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校3年生・大学生等を対象に「受験生進路モデル調査」を実施、 840名から得た回答や過去に実施した調査結果をもとに『“スマホ時代”の受験生進路モデル』を作成しましたのでご報告いたします。
詳細は、以下URLをご確認ください。
プレスリリース https://info.studyplus.co.jp/article/pressrelease20240305
Studyplusトレンド研究所サイト https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20240305
■ 調査トピックス
①受験生の志望校決定に至るまでのプロセスには大きく2つのモデルパターンがあると考えております。
○モデルパターンA
ステップ1 「情報収集する」
ステップ2 「大学を知る・興味を持つ」
ステップ3 「比較・検討」
ステップ4 「出願・受験」
○モデルパターンB
ステップ1 「大学を知る・興味を持つ」
ステップ2 「情報収集する」
ステップ3 「比較・検討」
ステップ4 「出願・受験」
Studyplusトレンド研究所では、高校生の間でスマートフォン・SNSが普及し、日常生活の中で「大学を知る・興味を持つ」機会が増えたことで、モデルパターンBに繋がっていると考えております。
②「大学を知る・興味を持つ」「情報収集する」ステップにおいて、6割程度の受験生が二桁の大学を認知していることがわかりました。認知のきっかけは学校や塾などの教育機関の先生や友達、もしくは家族が主流ですが、それ以外はスマホでアクセス可能な選択肢が上位を占めており、特にYouTubeは影響力の強さがわかります。
③受験生の多くが認知している大学の数は二桁である一方で、「比較・検討」ステップでは「1~3大学」「4~6大学」程度に絞り込まれていることがわかりました。検討先として興味を持つに至った理由は「学部」(学びの内容)が8割を占め、「偏差値」「立地」「キャンパスの雰囲気」といった項目も重要な要素となっていることがわかります。
また、受験期の春から秋にかけても多くの受験生に志望校の変化が起きており、学力やオープンキャンパス等が主なきっかけとなっているようです。
■ Studyplusトレンド研究所 調査所感
スマートフォンが普及する前の受験生との対比で考えると、最大の違いは大学進学に関する情報収集、認知のきっかけとなるチャネルが「デジタルシフト」した点であると言えるでしょう。
学校や塾の先生・友達や家族をきっかけに大学を知ることは昔から変わりませんが、YouTubeをはじめとしたデジタル上で多くの受験生が大学を認知しており、この傾向は “スマホ時代”ならではです。Studyplusトレンド研究所では、今後の受験生向けマーケティングにおいて、デジタル上でいかに受験生からアテンションを獲得するかが重要だと考えております。
昨今では入試形態や学習指導要領の変化もあり、受験生向けの訴求要素も変化していくことが考えられます。受験期の春から秋にかけて志望校を変更するような傾向もあります。受験生を取り巻く環境を注視し、時期や内容にも考慮したコミュニケーションがより一層求められるのではないでしょうか。