大規模イベント「CNET Japan Live 2022」に 代表 田村 穂が登壇 業界に先駆けて進める「不動産DX戦略」の全容とは 社内ビジコンを活用したイノベーション創出や価値創造などを解説
全国219カ所のリアル拠点と不動産DXのシナジーでライフスタイルデザインを追求するハウスコム株式会社〔所在地:東京都港区 代表取締役社長執行役員:田村 穂 東証一部 コード番号:3275、以下ハウスコム〕は、朝日インタラクティブ株式会社主催の大型オンラインイベント「CNET Japan Live 2022」に当社代表が「多様性は共創を生む」をテーマに登壇したことをお知らせします。
■イベント概要
開催日時:2022年2月21日(月) 15:00~
配信方法:Zoomウェビナーにて開催
主催:朝日インタラクティブ株式会社
参加者数:約130名
参加者属性:企業の経営層や新規事業開発担当者など
■登壇内容
①AI・ITベンチャー企業との共創~オープンイノベーション~
ハウスコムは賃貸仲介に特化した会社のため、賃貸仲介に関する業務効率化への意識は高かったものの、その他に関しては、業務効率化への意欲を高めることが難しい実態がありました。
そんな中、世の中は2015年頃からスマホ・SNS市場が加速し、このスピードに遅れてしまっていると実感し、自ら様々な分野のITベンチャー企業を数十社ほど訪問し、最新情報の収集につとめていました。
その過程で足りないところの知恵や知見を得ながら、自社における不動産DX戦略の構想を練り、いざ本格的にDXを推進し始めたのが、2021年3月です。
*2022年3月1日、経済省のDX認定事業者に認定
【参考】DX認定を取得のプレスリリース(2022年3月4日)
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000029713.html
②デジタルネイティブ世代との共創~大学生ビジネスコンテスト~
デジタルネイティブ世代の知識を入れていかないと、今後この業界はやっていけないという危機感を感じ、若い世代の方々と一緒にできることはないかと考え、2017年から「大学生ビジネスコンテスト」を開始しています。
大学生ビジネスコンテストとは、大学生がチームを結成し、当社からの課題に対して、事業企画を立案するものです。
その中で出たアイデア「校区・学区検索」や「ライフスタイルからの検索」などを実際に具現化することにも成功しており、世代によって知見が異なる点が大変勉強になっています。
③DX推進会議による共創~不動産DXの推進体制~
まず、当社代表が統括する「DX推進会議」を発足しました。また、社外の有識者も一緒に勉強会を行い、DXの知識をどう社内に伝えていくか社内教育の一環として様々な部署から参加してもらいました。
現在は、月に2回DX推進に関する各種決定や進捗確認を「推進会議」で行い、社内でどのように進めていけば効率が良くなるかなどを、数十人規模で議論し着実に進めています。
また基幹システムを2018年から作成し、データを集め、プラットフォームを解析・分析して、お客様へ提供する情報のマッチング精度の向上を進めています。
④不動産事業者との共創~REAN JAPAN~
2020年12月から、不動産賃貸仲介業のさらなる発展のため、不動産賃貸仲介業の未来をつくる研究会として「REAN JAPAN」を発足しました。競合する企業と連携し、不動産賃貸業ネットワークの多岐に渡る情報を共有することにより、賃貸仲介業に携わる人材が今まで以上に働きがいを感じることができるような環境を整備することが大切だと考え、成功した人たちの知識を一緒に研究・勉強しています。このような知識をYouTubeで発信をしており、様々な会社の面白い取り組みや成功事例などを広く共有しています。
*「REAN JAPAN」 URL:https://rean-japan.jp/
YouTubeページ URL:https://www.youtube.com/channel/UCtR12hqpBd3u1NYHYMAzzsA
【参考】「REAN JAPAN」発足のプレスリリース(2020年12月24日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000029713.html
⑤従業員による共創~社内プロジェクト~
賃貸仲介業のみの知識だけでは魅力的な会社へと成長することは困難だと考え、2018年から社内プロジェクトを開始しました。まずは、本社の役職など関係なくメンバーを集め、「好きなことをやってほしい」と伝え、週1回、1時間程度集まり本プロジェクトを進めています。
その中の一つ「障害者共働プロジェクト」では障害者雇用優良事業所表彰を受賞、LGBTQに関する取り組みを行う「HOUSECOM RAINBOW PROJECT」ではPRIDE指標のゴールド認定を取得するなど多様な取り組みが形になってきていることを実感しています。
社内プロジェクトによって賃貸仲介以外の知識の勉強する良い機会がうまれています。
またハウスコムのユニークな取り組みとして、10時から10分間、部署ごとでコミュニケーションをとるために情報の発信や共有を行い、新しい知識を得るため「フィーカ(Fika)タイム」を実施しています。
*フィ―カとは…スウェーデンの文化であり、仕事の途中にお茶をしながらコミュニケーションを取る時間のこと。
【参考】「令和3年度 障害者雇用優良事業所等表彰」(2021年10月29日)
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000482.000035668.html
「LGBTQに関する取り組みを評価する「PRIDE指標2021」5点満点の最上位ゴールド認定を取得」
(2021年11月12日)
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000029713.html
■寄せられた質問内容(一部)
-質問:-社内でのプロジェクトで上手くいったものはありますか。
回答:-「障害者共働プロジェクト」は、評価が高いです。家族に障害を持っている方がいる人、自分自身が障害を持ってる人たちがメンバーになって彼らの目線で話せた点が良かったです。LGBTQのプロジェクトも評価が高く、自分の本当の姿を出して入社してくれる人も増えてきました。
-質問:-社長自らがベンチャー企業を訪問されるなど、積極的に動かれていますが、どんな基準で訪問先を選びましたか。
回答:-最初は、将来無店舗になるかもしれないと考え、競合となる可能性のある無店舗の不動産会社を中心に訪問をしました。
-質問:-外部の共創相手を選ぶ決め手は何でしょうか。
回答:-自分たちのリソースのみではダメだという理解をしていただける人たちと一緒にやっていきたいです。この業界は、自分のノウハウを出したくない方が多いが、その中でも出していただける人と一緒にやっていきたいと思っています。
-質問:-DX推進会議のメンバーをアサインする際、特に注意した点はありますか。
回答:-生産性に対して知見がある人、またビジネスモデルまで展開する新たなサービスのアイデアも持っている人、またオープンな考え方を持っている人、自分の知識を共有してくれる人たちを集めました。
-質問:社内のDXが進むことで従業員の意識変革はあったのでしょうか。
回答:-次に行おうと考えているのはDXに対しての社内の知識の向上です。どうやったら生産性があがるのかをもっと従業員から発信してほしいと思っています。
■登壇者プロフィール
代表取締役社長執行役員 田村 穂(タムラ ケイ)
略歴:経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)
2016年度、中央大学商学部客員講師に。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。
その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。
営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。
賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。
■当社のDXに関する取り組みについて
URL:https://www.housecom.co.jp/dx/
ハウスコムでは、未来のデータ活用を見据えて2018年から基幹システムの刷新を進めています。
また、オンライン接客・内見、IT重説、電子契約の導入など、不動産DXの推進を強化しています。
(2022年3月1日、経済省のDX認定事業者に認定)
■ハウスコム会社概要
不動産賃貸仲介業者の中で唯一の東証一部上場企業として、全国219カ所のリアル拠点と不動産DXのシナジーでライフスタイルデザインを追求しています。これまでに電子申込やオンライン内見・契約などのテクノロジーを活用した不動産テックサービスを積極的に取り入れることで、お部屋さがしのサポートを強化すると共に、生産性に着目した歩合給制度導入など生産性向上にいち早く取り組むなど、不動産業界の働き方改革においても先行しています。
会社名:ハウスコム株式会社(東証一部 コード番号:3275)
代表者:代表取締役社長執行役員 田村 穂
所在地:〒108-0075 東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー9階