部屋選びは「家賃」重視へ 築年数へのこだわりは低下、設備では「エアコン」が首位 ハウスコム株式会社が「2026年度“部屋選び”に関する調査」を実施 ~物価高を背景に変わる住まい選びの価値観~
「住まいを通して人を幸せにする世界を創る」をミッションに掲げるハウスコム株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:松川 泰三、以下、ハウスコム)は、「2026年度“部屋選び”に関する調査」を実施しました。
ハウスコムでは、部屋選びの実態把握を目的に、2022年から毎年“部屋選び”に関する調査を実施しています。今年で5年目を迎える本調査では、時代とともに変化する住まいへの価値観や動向を可視化しています。
<2026年度の主な調査結果>
①引っ越しの際に重視する項目は、1位「家賃」、2位「広さ/間取り」、3位「最寄り駅の路線/交通アクセス」、4位「最寄り駅までの距離」となり、前年度と同順位だった。一方、「築年数」や「独立したトイレ」を重視する人は減少した。
②引っ越しの際に最も重視する項目は「家賃」が1位となり、前年度から4.0ポイント増加した。「最寄り駅の路線/交通アクセス」も1.8ポイント増加し、2位に上昇した。
③引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の間取りは、「2LDK」が1位となった。
④引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の家賃の中央値は「70,000円」となり、前年度の「69,480円」から微増した。
⑤引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の設備は、1位「エアコン」、2位「キッチン」、3位「独立バス/トイレ」となり、「エアコン」が前年度の3位から1位に上昇した。
⑥引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の築年数は、「10年以内」が1位を維持した。一方、「20年以内」や「31年以上」など、築年数が経過した物件を選ぶ割合が上昇した。
⑦引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の階数は、1位「2階」、2位「1階」、3位「3階」で、3年連続変わらなかった。
⑧引っ越し先の満足度は100点満点で平均73.2点となり、前年度から1.1点上昇した。
⑨部屋探しや部屋選びの際に利用したメディア・情報源は、「物件検索ができる不動産ポータルサイト」で、前年度から首位を維持した。
⑩引っ越し時には、「自分のライフスタイルに合うか」や「広さ」を重視する傾向が、引き続き高水準を維持した。
⑪家の中での過ごし方は、1位「テレビや動画、映画鑑賞」、2位「音楽を聴く」、3位「料理をする」となった。2位と3位の順位は入れ替わったが、上位3項目は前年度と同様だった。
⑫家の周辺にあってほしい施設や場所は、1位「スーパー」、2位「コンビニ」、3位「ドラッグストア」となり、前年度と同順位だった。
<調査概要>
調査名称:2026年度“部屋選び”に関する調査
調査期間:2026年6月23日~6月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象:過去1年以内(2025年6月以降)に賃貸住宅に引っ越した、または1年以内(2027年6月まで)に賃貸物件に引っ越し予定で、その際自身で物件選びをした15~49歳の男女 計660人
モニター提供元:RCリサーチデータ
※本リリースのスコア構成比(%)は、小数点第2位を四捨五入しています。グラフ上の数字の合計と表示されている合計値は一致しない場合もあります。
①引っ越しの際に重視する項目は、1位「家賃」、2位「広さ/間取り」、3位「最寄り駅の路線/交通アクセス」、4位「最寄り駅までの距離」となり、前年度と同順位だった。一方、「築年数」や「独立したトイレ」を重視する人は減少した。
「引っ越しの際に重視した(している)項目」の1位は「家賃」(64.8%)で、前年度の65.2%から回答比率はほぼ変わらず、前年度と同様にトップとなりました。2位の「広さ/間取り」(50.0%)も、前年度の52.4%から2.4ポイント微減したものの順位を維持しています。また、3位の「最寄り駅の路線/交通アクセス」(39.7%)、4位の「最寄り駅までの距離」(35.0%)についても、前年度(「最寄り駅の路線/交通アクセス」40.3%、「最寄り駅までの距離」36.5%)から大きな変動はなく、上位4項目の順位は前年度と同じ結果となりました。一方、「築年数」(32.4%)は前年度の35.9%から3.5ポイント減少し、「独立したトイレ」も34.5%から30.9%へ3.6ポイント減少しました。また、「駐輪場/駐車場の有無」は24.7%から25.6%へ0.9ポイント増加した一方、「日当たり」は27.0%から24.2%へ2.8ポイント減少し、それぞれの順位が入れ替わりました。この結果から、家賃や広さ、駅からのアクセスを重視する傾向は前年度から変わらず維持される一方、「築年数」や「独立したトイレ」など一部の設備条件を重視する人は減少していることがわかりました。
②引っ越しの際に最も重視する項目は「家賃」が1位となり、前年度から4.0ポイント増加した。「最寄り駅の路線/交通アクセス」も1.8ポイント増加し、2位に上昇した。
「引っ越しの際に最も重視した(している)項目」の1位は「家賃」(30.5%)で、前年度の26.5%から4.0ポイント増加しました。2位は「最寄り駅の路線/交通アクセス」(13.2%)で、前年度の11.4%から1.8ポイント増加しました。一方、前年度2位だった「広さ/間取り」は14.8%から11.2%へ3.6ポイント減少して3位となり、それぞれの順位が入れ替わる結果となりました。
③引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の間取りは、「2LDK」が1位となった。
「引っ越しをした部屋の間取り、これから引っ越しをする予定の方は引っ越しをする際に希望する間取り」の1位は「2LDK」(18.3%)で、前年度の17.0%から1.3ポイント増加し、前年度の同率1位から単独トップとなりました。一方、「1LDK」(16.2%)は前年度から0.8ポイント減少し、2位に後退しています。3位の「1K」(15.9%)は前年度の15.5%から0.4ポイント増加したものの、順位は変わりませんでした。この結果から、「2LDK」が単独1位となった一方で、上位に並ぶ項目に変化はなく、間取りの希望条件は概ね前年度と同じ傾向にあることがわかりました。
④引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の家賃の中央値は「70,000円」となり、前年度の「69,480円」から微増した。
「引っ越しをした(これから引っ越しをする予定の方は引っ越しする際に希望する)部屋の家賃」については、今年度調査の中央値は70,000円となり、前年度の69,480円から520円の微増となりました。この結果から、引っ越し時における部屋の家賃(中央値)は、前年度から大きな変動はなく、ほぼ横ばいの水準で維持されていることがわかりました。
⑤引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の設備は、1位「エアコン」、2位「キッチン」、3位「独立バス/トイレ」となり、「エアコン」が前年度の3位から1位に上昇した。
「引っ越しをした(これから引っ越しをする予定の方は引っ越しする際に希望する)部屋の設備」について、1位は「エアコン」(68.0%)で、前年度の3位(59.5%)から8.5ポイント増加し、トップとなりました。前年度1位の「キッチン」(67.0%)は64.4%から2.6ポイント増加したものの2位へ後退し、前年度2位の「独立バス/トイレ」(62.6%)も61.5%から1.1ポイント増加して3位となりました。
先に紹介したとおり、引っ越しを希望する間取りでは「2LDK」が最も多い結果となりました。2LDKなど部屋数の多い物件では、すべての居室にエアコンが設置されているとは限らず、入居後に追加購入が必要となるケースもあります。近年はエアコン本体や設置費用も上昇していることから、初めからエアコンが設備として備わっている物件を重視する傾向が高まっている可能性がうかがえます。
⑥引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の築年数は、「10年以内」が1位を維持した。一方、「20年以内」や「31年以上」など、築年数が経過した物件を選ぶ割合が上昇した。
「引っ越しをした(これから引っ越しをする予定の方は引っ越しする際に希望する)部屋の築年数」では、1位は「10年以内」(12.9%)で、前年度(17.1%)から4.2ポイント減少しました。2位の「不明」(12.3%)は前年度(12.4%)から大きな変動はありませんでした。3位は「20年以内」(11.7%)、4位は「31年以上」(11.5%)となり、前年度(「20年以内」9.2%、「31年以上」8.5%)から回答比率が上昇しました。この背景には、本調査で「家賃」を最も重視する回答が多かったことも影響していると考えられます。住居費を抑えるため、築年数だけで判断するのではなく、家賃とのバランスを重視し、築年数が経過した物件も選択肢として検討する傾向が高まっている可能性があります。
⑦引っ越した部屋、または引っ越しの際に希望する部屋の階数は、1位「2階」、2位「1階」、3位「3階」で、3年連続変わらなかった。
「引っ越しをした(これから引っ越しをする予定の方は引っ越しする際に希望する)部屋の階数」については、1位は「2階」(35.3%)、2位は「1階」(23.0%)、3位は「3階」(17.3%)となりました。この結果から、上位にランクインした階数と順位は3年連続同じで、部屋の階数に対する希望の傾向に大きな変化はないことがわかりました。
⑧引っ越し先の満足度は100点満点で平均73.2点となり、前年度から1.1点上昇した。
引っ越しをした人を対象に「引っ越し先の満足度」を100点満点で評価してもらったところ、今年度調査の平均値は73.2点となり、前年度の72.1点から1.1点上昇しました。また、「満足している点」「不満な点」に関する自由回答では、満足している点として「駅からの近さ」や「周辺環境の利便性」といった立地のほか、「部屋の広さや間取り」「部屋の綺麗さ」への言及が多く見られました。一方、不満な点では「特になし」という回答が目立ったほか、「周囲の騒音」や「隣人の生活音」といった音に関する記述が多く挙げられました。この結果から、満足している点として立地や居住空間が多く挙げられる一方、不満な点としては周辺の音への不満が多いことがわかりました。
⑨部屋探しや部屋選びの際に利用したメディア・情報源は、「物件検索ができる不動産ポータルサイト」で、前年度から首位を維持した。
「部屋探し、部屋選びの際に利用したメディアおよび情報源」について、1位は「物件検索ができる不動産ポータルサイトや不動産会社のウェブサイト」(41.7%)で、前年度の42.4%から0.7ポイント微減したもののトップを維持しました。一方で、前年度3位の「不動産仲介会社などの店舗(相談や内見)」(31.2%)は32.9%から1.7ポイント減少して2位となり、前年度2位の「物件検索ができるアプリ」(29.8%)は34.8%から5ポイント減少して3位となるなど、両者の順位が入れ替わりました。また、「YouTube」「Instagram」「X(旧Twitter)」「TikTok」といったSNS関連メディアの回答比率の合計は27.7%となり、前年度の35.5%から7.8ポイント減少しました。この結果から、上位項目に大きな変化はないものの、アプリと実店舗の順位が入れ替わり、SNS関連メディアの利用も大きく減少するなど、部屋探しにおける情報収集の手法に変化が見られることがわかりました。
⑩引っ越し時には、「自分のライフスタイルに合うか」や「広さ」を重視する傾向が、引き続き高水準を維持した。
「引っ越し時の考え方」について、「とてもあてはまる」と「ややあてはまる」を合わせた割合(以下、「あてはまる」)を見ると、「物件は単純なスペックではなく、自分のライフスタイルに合っているかで選ぶ」は88.5%となり、前年度の87.0%から1.5ポイント微増しました。また、「人気エリアや都心部でなくても、自分のライフスタイルに合わせて物件を選ぶ」は83.6%(前年度83.2%から0.4ポイント上昇)、「学校や会社から遠くても広い物件に住みたい」は43.5%(前年度43.2%から0.3ポイント上昇)となり、いずれも前年度と同水準を維持しています。一方、「家賃が高くても自分の好きな街に住みたい」は44.0%から41.8%へ2.2ポイント減少し、「部屋の中よりも周辺施設や出先へのアクセスを重視する」は65.8%となり、前年度の62.6%から3.2ポイント増加しました。この結果から、「ライフスタイルに合わせた物件選び」や「アクセスの悪さを許容して広さを求める」傾向は引き続き高い水準を維持する一方、「家賃が高くても好きな街」を選ぶ層は減少し、「部屋の中よりも周辺施設や出先へのアクセス」を重視する層が増加するなど、コストや周辺環境に対する優先度に変化が見られました。
⑪家の中での過ごし方は、1位「テレビや動画、映画鑑賞」、2位「音楽を聴く」、3位「料理をする」となった。2位と3位の順位は入れ替わったが、上位3項目は前年度と同様だった。
「家の中での過ごし方」について、1位は「テレビや動画、映画鑑賞」(62.9%)で、前年度の55.2%から7.7ポイント増加し、トップを維持しました。前年度3位だった「音楽を聴く」(45.2%)は3.1ポイント増加して2位となり、前年度2位だった「料理をする」(42.1%)は43.6%から1.5ポイント減少して3位となるなど、それぞれの順位が入れ替わりました。この結果から、順位に変動はあったものの、上位に並ぶ回答に大きな変化はないことが明らかになりました。
⑫家の周辺にあってほしい施設や場所は、1位「スーパー」、2位「コンビニ」、3位「ドラッグストア」となり、前年度と同順位だった。
「家の周辺環境について、あって欲しいと思う施設や場所」では、1位は「スーパー」(64.2%)、2位は「コンビニ」(58.6%)、3位は「ドラッグストア」(55.9%)となり、上位3項目の順位は前年度と同様の結果となりました。また、「スーパー」は前年度の60.8%から3.4ポイント、「コンビニ」は54.2%から4.4ポイント、「ドラッグストア」は53.0%から2.9ポイント、それぞれ回答率が上昇しました。この結果から、日々の生活に密着した施設への希望が高まっている傾向が見られました。
調査結果のまとめ
2026年度“部屋選び”に関する調査より、引っ越しの際に重視する項目は、1位「家賃」、2位「広さ/間取り」、3位「最寄り駅の路線/交通アクセス」、4位「最寄り駅までの距離」と前年度と同順位となる一方、「築年数」や「独立したトイレ」など一部の設備条件を重視する人は減少しました。また、最重視する項目は「家賃」が前年度から4ポイント増加して1位となり、「最寄り駅の路線/交通アクセス」は約2ポイント増加して2位に上昇しました。
引っ越しをした(または、引っ越しをする際に希望する)部屋では、間取りは「2LDK」が1位となり、家賃の中央値は「70,000円」と前年度の69,480円から微増しました。設備は1位「エアコン」、2位「キッチン」、3位「独立バス/トイレ」となり、「エアコン」の順位が上昇しました。また、築年数は「10年以内」が1位を維持した一方、「20年以内」や「31年以上」など築年数が経過した項目が上位に上昇しました。部屋の階数は1位「2階」、2位「1階」、3位「3階」と3年連続変わらず、引っ越し先の満足度は100点満点で平均73.2点と、前年度調査から1.1点上昇しました。
また、部屋探し、部屋選びの際に利用したメディアおよび情報源のトップは「物件検索ができる不動産ポータルサイトや不動産会社のウェブサイト」で、前年度から順位を維持しました。引っ越し時の考え方では、「自分のライフスタイルに合うか」や「広さ」を重視する傾向が引き続き高水準となりました。家の中での過ごし方のトップ3は、1位「テレビや動画、映画鑑賞」、2位「音楽を聴く」、3位「料理をする」となり、2位と3位の順位は入れ替わったものの、上位の項目は前年度と変わりませんでした。また、家の周辺環境について、あって欲しいと思う施設や場所のトップ3は、1位「スーパー」、2位「コンビニ」、3位「ドラッグストア」で、こちらも前年度と変わらない結果となりました。











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