住友重機械イオンテクノロジー、役員向け海外拠点業績報告を15営業日短縮 multibookで各拠点の経営情報を集積し海外4拠点の業績を一元管理 〜台湾・中国・韓国・アメリカで会計データの統合と効率的な比較・分析が可能となり、現地法人の経営における意思決定の早期化と信頼性の向上を実現〜
マルチブック(東京都品川区、代表取締役CEO:渡部 学、以下「当社」)は、住友重機械イオンテクノロジー株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:月原 光国、以下「住友重機械イオンテクノロジー」)の台湾・中国・韓国・アメリカの4拠点でmultibook見える化・マネジメントコックピット機能が導入されたことをお知らせします。この導入により、住友重機械イオンテクノロジーは経営層への月次業績報告を15営業日以上短縮し、海外4拠点の経営データの統一化・精度向上を実現しました。なお、半導体メーカーにおける当社サービスの導入は初めてです。
[写真右]住友重機械イオンテクノロジー株式会社 企画管理部 管理グループ グループリーダー 上田 桂子氏 [写真左]住友重機械イオンテクノロジー株式会社 企画管理部 管理グループ 湯 皎伶氏
[写真右]住友重機械イオンテクノロジー株式会社 企画管理部 管理グループ グループリーダー 上田 桂子氏 [写真左]住友重機械イオンテクノロジー株式会社 企画管理部 管理グループ 湯 皎伶氏
◾️背景
住友重機械イオンテクノロジーは、住友重機械工業(株)の100%子会社の1つで、パソコン・携帯電話・生活家電など、日常生活において必要不可欠な電気製品の中に搭載されている半導体を製造するための装置「イオン注入装置」を開発・製造しています。最先端の半導体デバイスの製造に対応した高エネルギー・高電流・
中電流のイオン注入装置を提供する日本のトップメーカーで、台湾・中国・韓国・アメリカにそれぞれ拠点があります。
従来、各拠点ではそれぞれ委託先の会計事務所よりExcelファイルで財務諸表のデータを取得していました。詳細な仕訳レベルでの管理ができないことや言語・通貨・時差といった問題もあり、月次のデータ作成に多くの工数が取られていました。特に拠点ごとに異なる通貨、異なる形式の財務諸表を統合することに課題感を持っていました。今回、台湾・中国・韓国・アメリカの4拠点でmultibook見える化・マネジメントコックピット機能が導入され、以下の成果が達成されました。
◾️成果
海外4拠点の経営層向け月次報告業務を15営業日以上短縮
導入以前は各海外拠点の月次決算データの本社への提出、現地との電話での内容確認(仕訳明細は受領できないため、詳細は現地に確認が必要)、通貨換算、勘定組替などの手作業が必要で、月次が締まってから本社経営層への報告までに1.5カ月ほどの時間がかかっていました。multibook見える化・マネジメントコックピット機能導入後は、現地の月次締め後14営業日ほどで海外拠点の業績把握が可能となり、本社経営層への報告を15営業日以上短縮することが可能となりました。
海外4拠点の会計情報一元管理
台湾・中国・韓国・アメリカの子会社では、拠点ごとに、委託先の会計事務所や、言語、通貨、勘定科目体系が異なっており、住友重機械イオンテクノロジーは業績把握・業績一元管理に課題を抱えていました。multibook 見える化・マネジメントコックピット機能を導入し、情報を一元管理、システム機能を活用することで、各拠点の業績を早期に把握し、また比較・分析可能な環境を実現しました。
multibook 見える化・マネジメントコックピット画面
multibook 見える化・マネジメントコックピット画面
住友重機械イオンテクノロジーでは、役員向け業績報告の短縮や、比較・分析可能なデータ一元管理を通し、海外子会社管理の強化が実現されました。今後は、各現法の基幹業務システムとして、multibookロジスティックスモジュール、会計モジュールの導入も視野に、さらなるmultibookの活用を進めていきます。
住友重機械イオンテクノロジー株式会社 企画管理部 管理グループ グループリーダー 上田 桂子氏 コメント
「住友重機械イオンテクノロジーは、「イオン注入装置」の製造会社です。これは半導体デバイスを作るのに欠かせないもので、半導体製造を通じて社会の未来に貢献する「イオンビームで未来を拓く!」というのが当社のビジョンです。現在、台湾、中国、韓国、米国の4拠点に海外現地法人があり、4拠点とも会計業務は現地の会計事務所に委託して、毎月Excelファイルで財務諸表として送ってもらっていました。各国のフォーマット、言語、書き方がバラバラで、海外現地法人の数値を一元的に管理する、報告された数字の確かさを検証するといったことが非常に難しかったのです。multibookはシンプルで、それゆえに導入や運用も容易そうだというのが一番惹かれた理由です。導入後、一元管理が実現して、各海外現地法人のデータが横並びで見られるようになったこと、また、早く経営層に報告ができるようになったことは非常に大きな成果です。現在は月次で締めた後、翌月半ばには本社でmultibookへのデータ取込みができるようになり、取込が完了すれば即報告データを見ることができます。翌々月にならないと報告できなかった以前に比べると、半月以上リードタイムを短縮することができました。multibookには会計やロジスティックスの機能もあるので、こういったところを活用できたら、さらにコストメリットを出していけるのではないかと考えています。」
当社は今後も、顧客のニーズに応える優れたソリューションの提供を通じて、ビジネスの成果最大化と持続的な成長を支援してまいります。
■クラウド型会計・ERP「multibook」概要
海外拠点管理に最適なクラウド型会計・ERPサービスです。12言語※・複数帳簿に対応し、各言語・通貨での会計業務や為替の換算が可能で、複数拠点を本社で一元管理できます。
製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、31ヵ国・400社への導入実績があります。
サービス名:multibook(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
主な機能:12言語対応※、各言語・通貨による会計、固定資産管理、在庫管理、経費精算、連結会計連携、リース資産管理等
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語
■住友重機械イオンテクノロジー株式会社 会社概要
会社名:住友重機械イオンテクノロジー株式会社
代表者:代表取締役社長 月原 光国
設立:1983年4月
本社:〒141-6025 東京都品川区大崎2丁目1番1号 ThinkPark Tower
事業内容:イオン注入装置の開発、製造、販売及びサービス
URL: https://shi-ion.jp/
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役CEO渡部学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・香港 ・ オランダ
事業内容:クラウド型会計・ERPサービス「multibook」等の企画・開発・提供
URL:https://www.multibook.jp/