御在所岳の「G」マークトンボ 京都市で発⾒
◯御在所岳でのアキアカネマーキング調査活動
アキアカネは⽻化した後、⼭などの涼しい場所に⾏き、秋になると平地に戻り、⽥んぼや池で産卵します。その⾏動範囲を調べるために御在所岳(三重県三重郡菰野町)にて1971 年(昭和46 年)マーキング調査が始まり、現在でも「アカトンボふる⾥さがし⼤作戦」というイベントとして調査が続いています。
ECCOM では、⾝近な⾃然の不思議をイベントやプログラムを通じて伝える活動をしており、⻑年続くこの調査を2007 年より引き継ぎ実施しています。
実施時期:2023年7⽉21⽇〜8⽉31 ⽇・9⽉2⽇
参加者総数:4790名
アキアカネへのマーキング総数:36606個体
◯G マークの発⾒ 関⻄地⽅では初記録
8 ⽉29 ⽇15 時頃、京都市上京区で翅に「G」マークのあるアキアカネが発⾒されました(発⾒者︓⼭岡茂和さん・揚⼦さん)。52年続くマーキング調査で、関⻄地⽅での発⾒は初記録です。
三重県総合博物館の⼤島学芸員(昆⾍学)コメント
「本種が夏に過ごした標⾼の⾼い場所から麓に降りてくる時期にしては、まだ若⼲早いので、直前の台⾵等の影響の可能性も考えられる」
発⾒者の⼭岡さんのコメント
「マーク付きの昆⾍は始めて出合ったのですが、とても遠くからの⾶来であったこと、しかもかなり稀な⽅向に⾶んで来ていたことを知り、こどもたちに凄さを⼒説しながら驚いています。近くに神社仏閣や京都御所などに森や池がありますが、最寄りの⽔⽥やため池も数キロ離れており、出あったトンボが、適当な⽔⾯に出会えるのを願うばかりです。」
本件に関するお問い合わせ先
(運営:NPO法⼈ECCOM)三重県三重郡菰野町千草7181-3
担当:⽵村
TEL: 070-5042-7815 Email:t@eccom.jp