経済特化生成AIを開発する株式会社xenodata lab.（本社：東京都台東区、代表取締役：関洋二郎、以下「当社」）は、本日、当社が開発するニュースや統計データを学習したAIによる予測結果をまとめた『2024年業界別賃上げ率 AI予測レポート』（以下、「本レポート」という）を無料公開いたしました。

本レポートリリースの背景
 2024年を迎え、類を見ない水準の賃金上昇を発表する大企業が相次いでおり、また政府も賃上げを強力に推進していることから、この傾向は今後一層加速することが予想されます。企業経営者にとって、適切な賃金水準の設定は重大な経営上の課題となり、先行きの不透明さが増しております。

このような状況を踏まえ、当社が提供する経済予測プラットフォーム『xenoBrain』が予測する、35,000項目に及ぶ経済指標の中から、賃金上昇率に関連する指標のAI予測結果を本レポートにて無料で公開することといたしました。

予測結果の概要
2024年最も高い賃上げ率は建設業界、製造業は小幅な上昇、全産業的に賃金上昇傾向は続くと予測。

 2024年、賃上げ率が最も高い業界は建設業と予測されました。次いで、生活関連のサービス業、卸売・小売、運輸・郵便などのサービス業の賃上げ率が高いと予測されています。一方で、昨年までインバウンドの影響もあり人手不足が続いていた宿泊・飲食業では、賃上げ率の大幅な上昇が続いていましたが、2024年は一段落し、安定傾向となる予測になります。

また、大手メーカーで相次いで賃上げが発表されている製造業ですが、産業全体でみると小幅な上昇にとどまり、下請け企業などの中小企業まで裾野広く大幅な賃上げは期待されないと予測された結果となります。医療・福祉業界など、昨今の賃上げの流れに影響を受けない産業もあるが、全体でみると全産業的な賃上げが予測された結果となりました。

レポートダウンロード用URL
以下のURLより、レポートをご確認いただけます（ご登録不要）
https://service.xenobrain.jp/forecastresults/news/20240304

賃上げ率の計算方法について
 本レポートの予測は『毎月勤労統計調査結果』フルタイム職員 現金支給額を利用して計算しています。ただし、これらの発表値をそのまま利用する場合、賃上げ率の月々のバラツキが大きく分析しづらいため、より分析しやすくするために本レポートではxenoBrainが独自に算出する『トレンド値』をベースに賃上げ率を算出しています。トレンド値は、季節性や統計的なノイズ（トレンド成分によらない突発的な数値の変動）を排除し、統計的なトレンド成分のみを抽出した値を意味し、発表値及び発表値ベースの予測値を平滑化したxenoBrainが独自に計算した数値となります。そのトレンド値を用いて、賃上げ率は以下の計算式により計算しています。

本レポート中の賃上げ率＝（前年同月のトレンド値 - 当月のトレンド値）/ 前年同月のトレンド値

経済予測プラットフォーム「xenoBrain」サービス概要
 経済ニュースや企業開示資料、統計を独自のAIで解析する事で、様々な経済情報を予測する経済予測プラットフォームです。経済事象と経済事象のつながりを解析し、企業業績、素材価格、業界需要、統計などの予測を提供することで事業会社の経営意思決定や金融機関の業務効率化をサポートします。米国ダウ・ジョーンズ社や時事通信社といった大手メディア、帝国データバンクとの提携により信頼性の高い情報を収集・解析しています。
・提供開始（正式版）：2019年6月
・URL: https://service.xenobrain.jp/

ゼノデータ・ラボの会社概要
会社名：株式会社xenodata lab.
所在地：〒110-0015 東京都台東区東上野3-10-4 グローシア上野302
設立年月日：2016 年 2 月 12 日
代表者：代表取締役 関 洋二郎
https://www.xenodata-lab.com/

本リリースに関するお問い合わせ
株式会社xenodata lab. 広報チーム
Email：pr@xenodata-lab.com