東北民間企業初の人工衛星、ElevationSpaceの初号機「あおば」のミッションパッチが完成
宇宙で実証・実験を行ったあと、地球に帰還可能な人工衛星を開発する株式会社ElevationSpace(代表取締役CEO:小林稜平、読み:エレベーションスペース、以下「ElevationSpace」)による、2025年打ち上げ予定の「ELS-R(読み:イーエルエスアール)」初号機のミッションパッチが完成しましたのでお知らせします。
東北の民間企業として初となる人工衛星「あおば」のミッション成功に向け、引き続き研究開発を加速してまいります。
「あおば」のミッションパッチについて
本ミッションパッチのデザインは、宇宙で実証・実験を行った後、成果物を地球に持ち帰ることができる「宇宙環境利用・回収プラットフォーム」の技術実証機であることを伝えつつ、ElevationSpaceのコーポレートカラーである緑や、「あおば」という愛称のイメージを盛り込んで制作しました。
中心には、地球に帰ってくる回収カプセルが大気圏を通過する様子を描き、国内民間企業として初の大気圏再突入・回収に挑戦するミッションであることを伝えています。
外周を囲む緑色の帯は、地球から宇宙へ出発し、また地球へ戻ってくる大きな環となっており、ElevationSpaceが「誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにする」というミッションで目指している、ヒトやモノが宇宙と地球を自在に往来できるようになり、地球の経済圏が宇宙に広がっていく世界を表現しています。
創業の地である仙台市を起点に伸びる放射状の光の線は、ElevationSpaceの組織と事業のさらなる成長を表現しつつ、宇宙産業が東北経済活性化の起点となることを目指す、「東北から宇宙へ」のポリシーも表すものです。
▼参考プレスリリース
東北民間企業初の人工衛星の愛称が「あおば」に決定(2023年10月19日)
https://elevation-space.com/posts/news_20231019
ElevationSpace概要
ElevationSpaceは、誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにすることを目指している東北大学発の宇宙スタートアップです。東北大学吉田・桒原研究室でこれまで開発してきた15機以上の小型人工衛星の知見・技術を生かし、無重力環境を生かした実証や実験などを無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。
会社名 :株式会社ElevationSpace(英文表記:ElevationSpace Inc.)
所在地 :〒980-0845 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1 東北大学マテリアル・イノベーション・センター401号室青葉山ガレージ
設立 :2021年2月
代表者 :代表取締役CEO 小林稜平
ホームページ:https://elevation-space.com/
事業内容 :宇宙環境利用・回収プラットフォーム事業、宇宙輸送事業、宇宙建築事業
■「ELS-R」とは?
これまで基礎科学的な実験から産業利用まで幅広く利用されてきた国際宇宙ステーション(ISS)は、構造寿命などの関係から2030年末に運用を終了することが決定しており、宇宙環境利用の”場”の継続的な確保が課題になっています。
ElevationSpaceは、「ポストISS時代」を見据え、宇宙環境利用プラットフォーム「ELS-R(読み:イーエルエスアール)」の提供を目指しています。
「ELS-R」は、無重力環境を生かした実験や実証を、無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す国内初のサービスです。
■「ELS-R」サービスのイメージがわかるコンセプトムービー
https://youtu.be/_2m_GXSDvdI
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ElevationSpace 広報:武藤
Mail: pr@elevation-space.com