189 名の中 生がAI ジャーナリングアプリ「muute」を活用し効果を実感 9 割が 己理 力の向上に、8 割がメンタルヘルスケアにつながると回答
AIジャーナリングアプリ「muute」を開発・運営するプロダクトスタジオのミッドナイトブレックファスト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:喜多紀正、以下、「当社」)は、生徒の自己理解力の促進やメンタルヘルス向上を目的として、全国9校の中学校・高等学校との共同プロジェクト「muute for school β(以下、「本プロジェクト)」を実施しました。
【本プロジェクトの実施内容と成果】
本プロジェクトは、9校のプロジェクト参加学校から189名の生徒が参加し、2022年1月11日から2月21日までの期間中、約2週間に渡り、自身の感情変化や出来事の振り返りを行うツールとしてmuuteを利用しました。具体的には、1)授業時間の最後の10分間を使い、その時の気付きや感情変化について記録する、2)朝礼や終礼等のホームルームで1日の計画や総括を記録する、3)部活動の練習内容や反省内容を記録する、4)もやもやした時や嬉しかった時、何かを感じた時など自由なタイミングで記録をする、といった4パターンのいずれかの方法で「muute」を活用し、個人の自己理解力や非認知能力への影響を検証しました。
(muuteの授業活用の様子(左)と自由なタイミングでの活用の様子(右))
取り組みの結果、生徒の9割(88%)が、muuteを利用することで「自己理解力の向上」に、8割(78%)が「自分のメンタルケアにつながった」と回答しました。
どのように自己理解が進んだかを聞くと、「自分の思考と感情を客観的に把握できた(50%)」、「自分の感情の機微や起伏ついてよりよく知れた(35%)」、「自分がどんなことに影響を受けやすいかがわかった(34%)」など、自分自身を把握するために役立った結果となりました。
また、どのようなメンタルケア効果を感じたかを聞いたところ、「書いて自分の状態を客観視することで気持ちが落ち着いた(32%)」、「考えることで思考が整理されて、頭がスッキリした(37%)」、「書くことで悩みやストレスが軽減した(31%)」、といった回答が多く見られ、思考や感情を書き出すことが自身のメンタルヘルスケアに良い効果がありました。
本プロジェクトを通して、muuteを学校教育の中で活用することで、生徒は機微な感情変化や置かれている現状を自由なタイミングで書き出すことができ、その結果として思考や気持ちの整理に繋がり、悩みやストレスの軽減などメンタルヘルスに好影響を与えることがわかりました。また、muuteはAI技術を活用することで、生徒が記録した1週間分の感情や思考を分析し、個別最適化されたフィードバックを提供します。これにより、自身の状態や思考、感情パターンを客観的に振り返ることができ、非認知能力の向上にも貢献することが明らかになりました。
■本プロジェクトの成果まとめ
1. 約9割(88%)がよりよく自分を知ることにつながった
その内、「そう思う」と回答したのは29%、「まあまあそう思う」は59%
具体的には、「自分の思考と感情を客観的に把握できた」(50%)、「自分の感情の機微や起伏ついてよりよく知れた」(35%)、「自分がどんなことに影響を受けやすいかがわかった」(34%)が上位
2. 約8割(78%)が自分のメンタルケアにつながった
その内、「そう思う」と回答したのは35%、「まあまあそう思う」は43%
具体的には、「書いて自分の状態を客観視することで気持ちが落ち着いた」(37 %)、「考えることで思考が整理されて、頭がスッキリした」(32%)「書くことで悩みやストレスが軽減した」(31%)が上位
3. 約7割(69%)が「学校の授業やホームルーム」で利用
4. ほぼ全員(95%)の生徒が週2〜3日以上で利用し、全体の約7割(71%)の生徒が週4日以上利用
内訳として「週6日以上」が27%、「週4〜5日」が44%、「週2〜3日」が25%
5. 約8割(79%)がこれからも使い続けたい
その内、「そう思う」と回答したのは31%、「まあまあそう思う」は48%
6. 8割(81%) が友達や知人におすすめしたい
その内、「そう思う」と回答したのは27%、「まあまあそう思う」は54%
【今後の取り組みについて】
本プロジェクトを通じて、中学生・高校生の「自己理解の促進」と「メンタルヘルスの向上」という二つの観点からmuuteの価値提供を一次的に検証できたことをとても嬉しく思っています。この結果を受け、今後も参加学校とより綿密にコミュニケーションを取りながら、より良い学校生活をサポートするためのプロダクトの新機能及び管理画面等の共同開発や効果的な利活用方法を模索し、「muute for school」の取り組みを進化させていきたいと考えています。