【メンタルウェルネスとそのケアに関する実態調査】
【メンタルウェルネスとそのケアに関する実態調査】
8割が「メンタルウェルネス」を重要視、うち3割強はコロナがきっかけ
一方、3割程度のみがメンタルウェルネスが満たされている実態
(*本レポートにおける「メンタルウェルネス」は、うつ病やPTSDなどの医学的な診断の有無ではなく、日々の充足感や自己肯定感の保持など、精神的な満足度として定義しています。)
AIジャーナリングアプリ「muute」を開発・運営するプロダクトスタジオのミッドナイトブレックファスト株式会社 (本社: 東京都渋谷区、 代表取締役: 喜多紀正、以下、「当社」)は、メンタルケアの普及に向けた課題共有を目的に、「メンタルウェルネスとそのケア」に関する実態調査を行いました。
■調査実施の背景
2020年12月の厚生労働省の調査※1では、コロナ禍での在宅勤務やオンライン授業など生活様式/環境の変化で、約5割の人が「何らかの不安を感じている」と報告されています。かかる状況の中、日々の充足感や自己肯定感の保持など、精神的な満足度を示すメンタルウェルネスを見直す動きが注目されています。
メンタルウェルネスを高めるためには、日常的にケアを行うことが理想であるため、メンタルウェルネスに対する意識の向上や日常的なセルフケアを啓蒙していくことが大切です。一方、メンタルウェルネス実態やその取り組みを把握する一般調査は少なく、今回の調査の実施に至りました。
■総括
8割が自身のメンタルウェルネスおよびそのケアを重要だと捉えている一方で、メンタルウェルネスが満たされた状態にあるのは3割程度でした。
また、趣味・運動の実施や休息・睡眠の確保などをメンタルケアの一環として行うものの、瞑想やジャーナリングといった、よりプロアクティブな手法の実践には繋がっていないことがわかりました。その背景として、1)自分のメンタル状態を良く把握できていないこと、2)メンタルウェルネスのケア手法・効果に関する認知が低いこと、の2つが特定できました。
今後、ひとりひとりのメンタルウェルネスを高めるには、メンタルケアの手法/効果に関する情報整備、またメンタルウェルネスおよびそのケアに関する重要性の啓蒙を行うことが鍵となります。
【主なトピックス】
1. 8割(82%)が自身のメンタルウェルネス及びそのケアを重要視
その内、 「重要だと認識している」は38%、「まあまあ重要だと認識している」は44%
2. 約3割(34%)のみがメンタルウェルネスが満たされている状態
その内、 「満たされている」は8%、「まあまあ満たされている」は26%
3. 3割強(35%)がコロナ禍での変化をきっかけにメンタルウェルネス及びそのケアを重要視
その他、「特にきっかけはない」は31%、「周りの人の健康状態の変化」は23%、「自身の対人関係などで悩んだこと」は22%
4. メンタルケア実践の二大課題は「やり方がわからない」「自分のメンタル状態がわからない」
「やり方がわからない」は36%、「自分のメンタル状態がわからない」は31%
5. 7割(74%)がメンタルケアを実践する一方、瞑想/ジャーナリング/カウンセラーの相談の実践は2割(19%)
TOP3は「趣味」の37%、「休息・睡眠」の37%「運動」の34%。「日記・ジャーナリング」は11%、「瞑想」は8%、「カウンセラーへの相談」は5%
6. 「マインドフルネス」の認知度は3割(30%)、「ジャーナリング」の認知度は2割(21%)