県内初、ピーカブーのFC事業を導入し、ひかりが「ピーカブー静岡」を開設
~保育施設併設オフィスとして、仕事復帰を望む女性のキャリア支援を推進〜
子育てママのキャリア形成を支援する広島県の企業、株式会社peekaboo(住所:広島県広島市安佐南区、代表:小村佳子、以下「ピーカブー」)は、働きたい子育て女性に保育施設と仕事をセットで提供する「保育所併設オフィス事業」のフランチャイズ第3弾として、4月1日静岡県富士市大渕に「peekaboo静岡」(以下、「ピーカブー静岡」)を開設します。開設に伴い、2021年4月9日に記者向けのお披露目会を開催致します。
フランチャイズ先のひかり株式会社(住所:静岡県富士市大渕、代表:髙田惠美、以下「ひかり」)は、2017年より企業主導型保育事業の運営を開始し、この度、既存の「むく保育園」に隣接する形で子育て女性の働くオフィス「ピーカブー静岡」を新たにスタートします。運営母体であるひかりは、もともと女性主体の企業ですが、従業員の中に小さな子どもを育てる世代の女性はまだ少ない状況です。そこでピーカブーモデルを採用すれば、子育て世代の「就活」や「保活」の役に立てるとし導入に至っています。
昨今女性の社会進出が進んでいるとはいえ、子育て中の母親がゼロから仕事を始めるには難しく断念するケースが多くあります。
理由の一つに、一度仕事を辞めてしまうと壁となる「就活」と「保活」問題です。
まず、保育園入園するためには就労している証明が必要であり、就職活動をするためには預け先が必要で、どちらも同時にこなさなければなりません。もし、周りに母親のサポートができる家族や知り合いの方がいないと「仕事を探す」「預け先を確保する」といった機会を失ってしまいます。たとえ、母親が社会復帰やキャリアアップを望んでいたとしても、行動をおこすことが難しく子育てがネックで諦めてしまう母親も多くいます。
そこでピーカブーでは、社会復帰を目指す母親の「子育てを理由に就職できない」を無くすため、就職先と預け先の確保をひとまとめにした事業を立ち上げました。2016年広島で始まったピーカブ―モデルは、現在全国4拠点に増え、多くのワンオペの母親や近隣に両親がいない母親の就労と保育園入園を実現しています。
【オフィスについて】
解放感のある自然溢れる保育園を利用しながら、母親は子ども近くで落ち着いて働ける環境を作っています。
ピーカブー静岡で働く母親の主な仕事内容は「WEBライティング」です。文章力や表現力が必要な「WEBライティング」を習得することで「言語能力」を高めるほか、「段取り力」が身に付き、今後のキャリアにいきる汎用性の高いスキルが習得できます。今後、ライフスタイルの変化や子どもの成長に合わせ、在宅ワークや企業への転職など、キャリアの選択肢が広がることも重要視しています。
また母親が受け持つ業務はオンライン上で完結できるような仕組みを採用しているため、現在オフィス勤務が基準ですが、コロナ感染防止や夫の転勤など適宜状況を鑑みて在宅ワークへの柔軟対応ができるのも特徴の一つです。
さらに、オフィスで働く仲間が、「子育て中」という共通のキーワードがあるからこそ喜びや悩みを共有しやすい環境が出来上がっています。仕事の仲間でありながら同じ立場である母親ということで、急な子どもの病気や怪我があった場合、お互いが理解し協力して仕事の調整を行うことができます。
【保育園について】
ピーカブー静岡の従業員は、既存のむく保育園を無料で利用できます。
園舎へのこだわり
建築家・手塚貴晴氏(手塚建築研究所)が手掛けた独創的なつくりとなっています。ひかりの主要事業であるお弁当・ケータリングから着想を得た「お椀」型の建物で、室内の中心に柱がなく、円形の9つの建物は全て繋がっており、建物と建物の中をぐるぐると回遊でき子どもたちが室内でも制限なく走り回れるように設計しています。
自然あふれる650㎡ある園庭では、縦横無尽に走りまわり、季節を肌で感じることができる子どもたちの「大好き」が沢山詰まっています。
天候を気にせず遊びまわれる仕掛けを施し、子どもの毎日の遊びから学びを得るよう工夫しています。
食育のこだわり
子どもたちの健康を維持する安全安心の給食は、運営母体のひかりで調理しています。食品衛生管理システムの国際基準であるHACCP(※)にも対応し、ひかりで働く栄養士が考えた子ども達の発育に合わせたメニューを提供しています。
また、園庭には子どもたちが自家菜園を体験できる小さな畑があり、「野菜を自ら育てて調理して食べる」といった一連の流れを通して、心の豊かさや感謝の心を育んでいます。
※HACCP(ハサップ):Hazard Analysis and Critical Control Point(危害分析と需要点管理)HACCP とは、 食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。この手法は 国連の国連食糧農業機関( FAO )と世界保健機関( WHO )の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
参照:厚生労働省「HACCP(ハサップ)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html
教育へのこだわり
「だめと言わない」好奇心を尊重する保育を進めています。好奇心旺盛な子どもは、なんでも触れたり遊んだりしたくなるものです。遊びのなかで危険なものを排除したり隠したりすると、子どもの興味や発見の機会を奪い、成長の妨げとなってしまいます。広大な園庭と走り回れる園舎をはじめ、自然の中で新たな発見や感覚・感情を養うことを実践しています。様々な出来事や出会いの中で子どもたちは成長し、周りの友達や先生の考えを知っていきます。子ど
も達は主体となって自ら学んでいくように、見守りながら導き、広大な心を育てています。
企業内保育の需要やミスマッチを無くすだけでなく、保育施設と働ける場所をセットし子育て女性のキャリア支援を目的に全国に向け
て展開予定です。
■記者向けお披露目会について
・日にち: 2021年4月9日(金曜日)
・時間: 10時から/15時から
・住所: 静岡県富士市大渕3800-9
・問い合わせ: 広報 大上(おおうえ)
・問い合わせ先: 080-6345-2881
・取材できること:オフィス・保育園の様子/従業員のインタビュー/担当者インタビュー等
※コロナ感染防止対策のため、事前予約制です。取材希望の際はお手数ですが、上記担当者までご連絡お願い致します。
■むく保育園 園長コメント
髙田 惠美(たかだ しげみ)
運営母体のひかり株式会社は多くの女性がお仕事をしています。
お勤めしている方のお子さまが保育園の休日や体調が優れない時などは、お仕事が終るまでお子様を預かっておりました。
女性がお仕事と子育ての両立をすることの大変さは、私も子育てをしながらお仕事をさせていただきましたので、周りの協力がいかに必要かよく理解しております。
特に乳幼児期には子育ての支援者が多ければ、女性の働く機会が増え輝く女性もますます増える事でしょう。そのような想いから、保育園を30年4月より開園いたしまいた。
乳幼児期のお子様の成長に関わる事は、大変責任のあることだと感じています。
特に小学校に入る前の教育が、その後の人生を大きく左右する事を知ました。
就学前教育で特に重要なのは、「E Q」心の知能指数・・・非認知能力を高めること、私たちの心の部分にある能力のことを言うそうです。
「I Q」のような認知能力・・いわゆる知的能力を高めることよりも
幼児期6歳までに人間の根っこをつかさどる、非認知能力を育てる必要があると研究で実証されています。
非認知能力を高めるために何より大切なことが、大きく3つあるそうです。
1、 常に接する人の言葉掛けの仕方
2、 集団の中でのびのび遊ぶ
3、 感性が高まる環境
むく保育園は、自らの人生を切り開いていく大人に成長してと人間力が高まる保育を、
教育のこだわりにこの3つの条件をみたし、子どもの未来が輝くようにスタートいたしました。
■「ピーカブー静岡」施設概要
【保育園】
企業主導型保育園 むく保育園
所在地: 静岡県富士市大渕3800-9
保育園定員 :40名
受入年齢: 0歳~小学校就学前
面積: 1800㎡
園庭面積: 650㎡
開園時間: 7時~18時
保育日: 月曜日~土曜日(土曜日は希望者)
在籍保育者: 保育士 看護師
病児保育所併設
https://www.mukuhoikuen.jp/
受賞歴:
2018年 WORLD ARCHITECTURE FESTIVAL 2018 School Completed Buil
2018年 公益社団法人こども環境学会 こども環境・デザイン賞受賞
2019年 第13回KIDS DESIGN AWARD 子どもたちを生み育てやすいデザイン部門キッズデザイン賞受賞
2020年 一般社団法人日本建築学会 日本建築学会選奨