“世界の見え方が変わる“ 「ノーマの谷」の環境芸術空間 茶室「空舟(うつろぶね)」お披露目式開催― 11月1日より常設展示開始 -NEW
一般社団法人NoMAラボ(福島県浪江町、代表:高橋大就)、一般社団法人SOMA(福島県浪江町、共同代表:相馬行胤・高橋大就)は、SOMAが運営する「ノーマ・ホースヴィレッジ」にある茶室を、詩人・野宮有姫のプロデュースの下、環境芸術空間として再構成した茶室「空舟(うつろぶね)」の完成を記念し、10月18日に、吉田栄光浪江町長、大堀相馬焼陶吉郎窯 近藤学様 他の参加の下、お披露目式を開催し、ノーマの谷共同代表(相馬藩第34代当主)相馬行胤の主宰による茶会も開催しました。
今後、11月1日より茶室「空舟(うつろぶね)」の常設展示が開始されます。人と馬、人と自然などとの関係を、身体と知覚から捉え直すこの空間にて、多くの方に ”世界の見え方が変わる” 全く新しいマインドフルネス体験をしていただければと思います。
<お披露目式・茶会の様子>
■茶室「空舟(うつろぶね」について
【演出・野宮有姫からのメッセージ】
「空舟」は、福島県浪江町・ノーマの谷に震災以前から残る小さな茶室を起点に、人と自然、人と人ならざるものとの関係を、身体と知覚から捉え直す環境芸術プロジェクトです。
この町には、海の彼方から訪れるものを迎える言い伝えや、祭りに代表される自然とともにある祈りの歴史があります。かたちは時代とともに変わっても、何かを迎え、送り出す想像力は、いまもこの土地の記憶や営みのなかに息づいているように感じます。そこに、苕野神社に伝わる「うつろぶね」のモチーフを重ね、この茶室を「空舟」と名づけました。
露地を歩き、躙口で身体を縮め、花、香、音、湯の温度、季節や他者へ注意を向ける-茶の湯は、身体の速度や尺度を変え、普段は背景にあるものへ感覚をひらく「知覚の装置」として育まれてきました。茶室に新たな意味を与えるのではなく、茶の湯が内包してきたあり方に学びながら、風・土・植物・微生物・馬…と共に在る谷の環境へと、五感を拡張することを目指しています。
ノーマの谷で馬と歩く経験も、本作の大切な起点です。異なる身体をもつ馬との関係は、人間の意思だけでは成り立ちません。互いの視線や呼吸、距離を感じ取り、自らも変わりながら関係が結ばれていく。その経験は、自然を一方的に「見る」のではなく、自らもまた見られ触れられ、世界の内側にいるという感覚を私に思い起こさせました。
本作の制作もまた、そうした関係のなかで育まれてきました。建築、音、光、詩など異なる領域の作家たち、地域に根ざした知恵や技術をもつ人々、草木や様々な素材、生きものたち。異なる知覚や技術、時間の尺度が交差するなかで、作品は誰か一人の構想には還元できないものとして、少しずつかたちを現してきました。
町の景色が変わりゆく中で、この谷に息づくものを受け取り、次の営みへとつないでいく。かつて存在したものの痕跡、永い時間を経て残るもの、いまここで営まれる生。さまざまな意味を託されてきたこの土地で、そのいずれにも収まりきらないものたちが、確かに在ることへ注意を向けたいと思います。
「空舟」は、新たに物語を上書きするのではなく、すでにここにある世界との関係を、身体からもう一度思い起こすための試みです。
【常設展示体験】(要予約)*予約ページはウェブサイトhttps://nomavalley.jp 上に近日中に開設予定
<開設時間>
10:00-16:00(火曜・水曜定休)
<料金>
体験時間 約20分。茶の独服(自ら茶を淹れて飲む体験)を含む。
・一般の方 :2000円
・ノーマの谷会員:1600円
・中学生・高校生:1000円
(ノーマの谷の会員についてはこちらを参照。 https://nomavalley.jp/community2/ )
【制作】
演出構成・詩作 :野宮 有姫
空間作品・施工設計 :佐藤 雄太(あしたのアーキテクツ)
音・光の体験作品制作:松島宏佑・藤本雅司(Earth Sensing Technologies)
音響作品 :中島 水
スピーカー製作 :五加音響研究所
馬糞和紙 :柳津の和紙 紙の処
草木染め監修 : 岡 洋子(O CAFE)
暖簾揮毫・題字 :西道 紗恵
茶器一式 :近藤 学(大堀相馬焼 陶吉郎窯)
掛物写真作品 :鈴木 竜一朗「馬の稜線」「馬の微睡」
古物 : 石橋 いづみ(り庵)
伝承 :八島 妃彩
茶会監修 :山岸佐和子(おおきな木)
茶菓子制作 :佐藤千裕(旬菓甘味店 ルコト)
協力 :施工ワークショップ参加のみなさま、浪江町のみなさま
企画 :高橋 大就
■詩人・野宮有姫について
野宮有姫(ノミヤ ユウキ)
詩人・演出家・共同創作者
所属:青年団 / 一般社団法人 図図倉庫net
1990年東京都世田谷区生まれ。詩人、演出家、共同創作者。現在は、関東と福島を主として多拠点で活動。生命活動(生活)そのものを最たる芸術と捉え、詩、演劇、現代アート、食の場づくりなど、領域を横断し創作を行う。人間に生まれたことへの戸惑いに端を発し、人工物である「ことば」もまた、等しくひとつの自然物であるという確かめのため詩作を重ねる。存在同士のあいだに引かれた便宜上の境界線を曖昧にし、せかい(万象)との新たな結び方を探ってきた。土地の風土や記憶、日々の営みのなかに宿る生活芸術に学びながら、他者とともに作品や場をひらいている。山と猫と酒を愛する。
■一般社団法人SOMA/「驫(ノーマ)の谷」/「ノーマ・ホースヴィレッジ」について
一般社団法人SOMAは、東日本大震災により破壊的な地震と津波、そして原発事故に見舞われた福島県浪江町に、2023年より人と馬と自然とが共生する自律的なコミュニティ「驫(ノーマ)の谷 」を立ち上げ、交流人口・観光人口の拡大を通じて地域の復興に寄与することを目指しています。
福島県浪江町の拠点に「殿」が移住し、2023年秋よりコミュニティ会員の募集を開始して以来、これまでに約300名が「驫の谷」に参画、2024年12月に 「ノーマ・ホースヴィレッジ」を開園し、乗馬体験、ホーストレッキング、ホースマンシップ講習等、馬事文化に根差した事業を展開しています。
【 団体概要 】
名 称 :一般社団法人SOMA
住 所 :福島県双葉郡浪江町室原竹ノ花62
代表理事:相馬行胤
代表理事:高橋大就
理事:青木耕作
理事:中澤葉子
■一般社団法人NoMAラボについて
一般社団法人NoMAラボ(代表理事:高橋大就)は、「ゼロになった町から、この国一番のワクワクを。」をモットーに、福島県浜通り地域等において、住民主体のまちづくりと、住民の生活環境改善や課題解決につながるビジネスづくりに取組んでおり、なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』、なみえ謎解きアドベンチャー『時の波へ』などを手掛けています。
【お問い合わせ】
お問い合わせは以下のメールアドレスまでご連絡ください。
info@nomavalley.jp




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