ヴィーガンめんつゆ『MAGI DASHI(マジダシ)』新発売 植物性100%で“鰹節の旨味と香り”を再現し、飲食店の訪日客向けメニュー開発を支援〜年間300万人超の訪日ヴィーガン×世界17兆円市場への老舗鰹節屋の挑戦〜

削り節・だし素材の製造・販売を手がける、創業78年の老舗・浜弥鰹節株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役 木村忠司、以下「当社」)は、動物性原料を一切使用せずに、かつお出汁のような深い旨味と香りを実現した、100%植物性万能つゆ『MAGI DASHI(マジダシ)』を2025年7月23日(水)より新発売します。【詳細ページ: https://magidashi.com/ 】
ヴィーガン(完全採食主義者)やベジタリアンに対応した本商品は、湯や水で3〜10倍に希釈することで、蕎麦やうどんのかけ汁・つけ汁をはじめ、煮物や丼物、鍋料理など、さまざまなメニューに幅広く使用できます。飲食店におけるメニュー開発・提供を後押しし、インバウンド増加や食の多様化といった市場ニーズへの対応を可能にします。
第1弾として、国内飲食店向けに提供を開始し、11月1日「世界ヴィーガンデー」より一般向け販売を正式にスタート予定。海外展開としては、10月にはドイツのケルンで開催される世界最大級の食品産業見本市「ANUGA(アヌーガ)」、来年1月にはドバイで開催される「Gulfood(ガルフード)」への出展が決定し、国内外での認知度向上と販路拡大を図ります。
■開発背景
食の多様化が進むなか、世界のヴィーガン市場は2024年に約6兆円、2032年には17兆円規模へと拡大する見込みです※1。また、年間3,600万人を超える訪日外国人のうち、約300万人がヴィーガンであると推定され※2、宿泊や外食産業にとってヴィーガン対応は急務となっています。
一方で、日本の飲食店では「昆布や椎茸だけでは旨味や香りが物足りない」「手間やコストの割に品質が安定しない」といった、和出汁のヴィーガン対応に課題を抱える現場が多く存在します。さらに、多くの和食店では「鰹出汁」がメニューの基盤となっていることも多く、動物性を排除したまま“本物の味”を再現することは困難でした。
こうした課題を解決するため、創業78年の鰹節メーカーである当社は、長年培った出汁の知見から、「鰹の旨みと香り」を植物性100%で再現した万能つゆ『MAGI DASHI』を開発しました。
■新商品 『MAGI DASHI(マジダシ)』概要
『MAGI DASHI』は、動物性原料・着色料・香料・化学調味料は一切不使用で、湯や水で希釈するだけで、蕎麦やうどんのかけ汁・つけ汁、和食全般に対応可能な“万能つゆ”です。和食に欠かせない鰹出汁を、鰹を使わずに再現したもので、創業78年の鰹節・だしの専門メーカーである当社が、長年培ってきた出汁の知見と風味設計の技術をもとに、植物由来の原料のみで鰹出汁の風味と旨味を再現しました。
従来の鰹出汁と置き換えて使用することができ、鰹出汁の味わいを保ちながら、ヴィーガンやベジタリアン、訪日外国人観光客など、多様化する食ニーズに対応したメニュー開発に活用することができます。特に、湯や水で希釈するだけで使える点のほか、常温で365日の長期保存が可能な点などから、飲食店にとって煩わしい手間もなく、わずかなコストアップで簡単にヴィーガンメニューを導入できるため、先行実施したサンプル配布で飲食店、ホテル、外食チェーンを中心に多くの反響があり、すでに導入に向けた商談が進んでいます。
・商品名:MAGI DASHI(100%植物性万能つゆ)カツオタイブ
・価格:5,600円(税別)
・内容量:1.8リットル
・原材料:しょうゆ(小麦・大豆を含む)(国内製造)、水あめ、砂糖、香味調味料(酵母エキス、発酵調味料、マッシュルームエキスパウダー、食塩、大豆ペプチド)、たん白加水分解物、発酵調味料、こんぶだし、食塩、酵母エキス
・購入対象:飲食店、ホテル、外食チェーンを中心とした販売ですが、個人の購入も可能です。
・購入方法:お問い合わせページ( https://magidashi.com/contact )よりご連絡願います。
・商品ページ:https://magidashi.com/
・特徴:
1)ヴィーガン・ベジタリアン完全対応
定番料理など既存レシピを置き換えるだけで、味・香り・彩りを保ちつつヴィーガンメニューの提供が可能。多国籍ゲストなど新規顧客の獲得へ
2)簡単調理、常温で365日の長期保存が可能
湯や水で希釈するだけですぐに使える “万能つゆ”で、仕込み時間を大幅短縮可能。経験不要で味ブレなく、人件費や光熱費カットにも寄与
3)老舗鰹節企業が長年の知見をもとに、植物性原料のみで鰹の旨味と香りを実現
創業78年の鰹節企業の3代目代表が構想から5年かけて開発。ポイントは旨味と芳香のバランス
■今後の展望
第1弾の国内飲食店向け提供に続き、11月には一般販売を予定し、海外展開は、10月にはドイツで開催の世界最大級の食品産業見本市「ANUGA」、来年1月にはドバイで開催の「Gulfood」への出展が決定しているほか、現在、国内商社を通じ、世界各国でテストマーケティングを実施しています。
これらの施策を通じ、初年度は4,000本の販売を目標とし、2027年度には新規事業売上8,000万円の達成を目指します。さらに、パウダータイプ製品の開発や、当社が長年培ってきた「香り」に関する技術を活かし、究極の旨味と芳香の追求にも取り組みつつ、持続可能な食文化の創出に貢献してまいります。
■報道関係向け試食体験会を開催
本商品発売を記念し、報道関係者向けの試食体験会を2025年7月23日に「つるとんたん UDON NOODLE Brasserie 六本木」にて開催しました。当日は、『MAGI DASHI』を使ったうどんやスープの試食に加え、浜弥鰹節代表 木村より開発背景の説明、また、つるとんたん運営のカトープレジャーグループ 取締役 総料理長 安冨敬三氏との対談を通じて、インバウンドの現場で感じるヴィーガン対応の実情などを解説しました。
■浜弥鰹節株式会社 代表取締役 木村 忠司(きむら ただし) コメント
当社は戦後間もない1947年の創業以来「体と心に優しい出汁文化を次の世代へつなぐ」ことを信念に、鰹節ひと筋に歩んできました。しかし、インバウンドの拡大やヴィーガン、ベジ食の多様化が進む中で、「和食の基礎の出汁文化が“鰹節ありき”のままでは、世界中の方々にニーズはあっても届けられない」といったジレンマが、今回の開発の出発点でした。
「鰹節を使わずに、鰹節の旨味と香りをどう再現するか」
それは、鰹節メーカーとして自らの“アイデンティティ”に相反するような取り組みでした。『植物性のみで、鰹だしのUMAMIと香りの再現性』にチャレンジし、たくさんの方の協力や何度もの試作を経て、納得できるものになりました。
試作品を飲食店の皆さまにお持ちした際、「すごいね!こんな商品待っていた」「これ、鰹入っていませんよね?」という反応をたくさんいただき、社会的ニーズの確信を得ました。
今後は、宗教上の規制(ハラール)や鰹節の輸出規制国(ベンゾピレン規制)にも、この製品で日本のUMAMI文化を届けたいと思っています。現在出展が決まっているドイツ「ANUGA」やドバイ「Gulfood」をはじめ、世界中の食の現場で『MAGI DASHI』を手に取っていただけるよう販路を広げていきます。
そしてなにより、予防医学にも通じる『薄味で美味しい和の食文化』を世界中の多くの人に楽しんでいただける。そんな時代の“橋渡し役”となる製品にしていきたいと思っています。
・プロフィール
大学卒業後、不動産販売の会社に就職し、仕事の基礎を学ぶとともに、営業力を磨く。その後、祖父が創業した浜弥鰹節株式会社に入社。平社員からスタートし、製造から営業まですべての仕事を経験する。また、2009年に食育インストラクターの資格を取得。「勝男武士」を名乗り、さまざまな場で「食育&だしのとり方」講習会を通算1000回開催し、鰹節を通して日本の食文化の魅力を発信する。
2015年に3代目代表取締役に就任。飲食店、ホテル、食品メーカーへの卸業務のほか、鰹節の未来を考え、一人暮らしや家庭などで使いやすいだしパック、ふりかけなどの新製品の開発にも力を注ぐ。2020年には大阪大学発企業と共同で「香りプロジェクト」を立ち上げ、鰹節の新たな可能性に挑み続けている。
※1 Survey Reports 合同会社 2024.12レポートより参照
https://www.surveyreports.jp/industry-analysis/vegan-food-market/1037590
※2 International Market Analysis Research and Consulting Groupより参照
世界中の企業や政府機関に向けて、市場調査レポートを提供しているリーディング企業 https://www.imarcgroup.com/report/ja/japan-vegan-food-market
■会社概要
会社名:浜弥鰹節株式会社
代表者:木村 忠司
創業:1947年1月
本社:大阪市生野区鶴橋2-5-18
資本金:2,000万円
事業内容:削り節・ダシパック製造卸
URL:https://hamaya.biz/
本件に関するお問い合わせ先
浜弥鰹節株式会社 広報:吉嵜(よしざき)
TEL:06-6731-4385 / MAIL: info@katsuobusi.com




