【福島浜通りフロンティアPRコンソーシアム】あの映画を、ぼくらの場所で。あなたがつくる地域の映画館。 ー 小さな街でも手軽に気軽に、映画上映が実現できる「シネポッケ」がスタート。ー
「福島浜通りフロンティアPRコンソーシアム」に参加する、福島県南相馬市を拠点とする任意団体「wind&soil」が、地域での映画上映を支援するサービス「シネポッケ」を立ち上げ、2025年4月より初開催します。地域で楽しい場を作りたい人に対して、簡単に映画上映ができる仕組みを提供しています。映画館がないような小さな街でも、主催者の負担を最小限に抑えた上映会が実施可能です。
■「シネポッケ」とは?
「シネポッケ」は、小さなまちでも、手軽に・気軽に映画上映ができる新しい仕組みです。通常、映画を上映しようとすると、作品使用料として数万円が必要になります。しかし、地方ではチケット収入だけでこの費用をまかなうのは簡単ではありません。そこで、シネポッケは作品使用料を“チケット販売数に応じて”設定。観客数が限られる地域でも、無理なく上映会を開くことができます。また、上映までの手順をまとめたマニュアル、各種ツールや告知素材、機材リストもご用意。初めての主催者でも、安心して一歩を踏み出せる環境を整えています。地域ごとの空きスペースや風景、その土地ならではの空気感を生かしながら、「その場所にしかない映画館」を一緒に育てていく。それが、シネポッケの目指す姿です。映画をきっかけに、地域に小さな文化のあかりをともしていく。そんな共創型の体験を、全国に広げていきます。
■4月/5月の上映作品は『カモン カモン』
初回の上映作品は、マイク・ミルズ監督によるモノクロ映画『カモン カモン』(2021年)。ジャーナリストの叔父と、突然一緒に暮らすことになった9歳の少年との旅を通して、世代を超えた対話と再生を描く作品です。全編モノクロの美しくも繊細な映像も見所です。決して派手な映画ではありませんが、見終わったあとにじわっと余韻が残るような、優しさに満ちた物語です。
■初回スケジュール
・4月23日(水) :東京都新島村 Hostel NABLA
・4月29日(火・祝) :福島県飯舘村 図図倉庫
・5月10日(土)/11日(日):岩手県宮古市 シネマ・デ・アエル
■wind&soil 代表メッセージ
私が暮らす地域では、最寄りの映画館まで車で片道1時間半かかります。非日常の刺激や楽しみに浸りたくて、わざわざ車を走らせて観に行くこともあります。そんな体験を通して思うのは、「もっと気軽に、身近な場所で映画が観られたらいいのに」ということ。その想いから、この事業を始めました。「どうせ自分のまちは」という前提を手放して、「こんなものがあったらいいな」と思い描いたことを、自分たちで形にしていく、そんなチャレンジを応援したいと思っています。そして、全国各地に、その土地ならではのユニークな場が増えていくことを願っています。
■全国で“非劇場の映画館”を広げたい
シネポッケでは、今後も毎月上映作品を選定しながら、日本各地での上映を継続的に展開していきます。現在、全国各地で「映画を上映をしてみたい」と考えている団体や個人を対象に、上映希望地とパートナーの募集を行っています。その土地ならではの空間や雰囲気を生かし、地域のオリジナルな映画館を一緒につくりませんか?あなたの上映で地域に新たな文化の芽を育てていけたらと考えています。
■主催団体について
wind&soilは、全国の多様な文化の自治の実現を目指し、地域に根付く“土の人”と、外から訪れる“風の人”が交わる場づくりを行う人を支援しています。エンタメ・学び・食を軸に、地域で活用できる“場づくりのコンテンツ”を企画・提供し、それをきっかけに、地域をもっと面白くしたいと自ら動く“共創世代”の創出を目指しています。
wind&soil WEBサイト:https://wind-and-soil.jp/
シネポッケWEBサイト:https://wind-and-soil.jp/cinepokke
Instagram:https://www.instagram.com/_wind_and_soil_/
X(旧Twitter):https://x.com/wind_and_soil
■本件に関するお問い合わせ
wind&soil(担当:根本)
MAIL:info@wind-and-soil.jp TEL:080-6059-5731