【福島浜通り起業家らによる“広報コンソーシアム”発足】 福島発・新しい地域社会のカタチの情報発信を強化、18社が参画 官主導ではない、自立志向の若手起業家たちが切り拓く“フロンティア” 〜「被災地」から「挑戦地」へ、補助金頼みではない新たな地域経済モデル〜
福島県浜通り地域は、震災・原発事故から14年が経ち、「支援を受ける地域」から「自立した地域社会をつくる挑戦の場」へと変化しつつあります。この動きを牽引するのは、地元の若手起業家たちであり、彼らは官主導の復興施策に依存するのではなく、地域資源を活かした事業を次々と生み出し、新たな地域経済モデルを構築しています。
この度、そうした若手起業家ら18社が結集し、全国へ向けた広報活動を行う 「福島浜通りフロンティアPRコンソーシアム」 を発足しました。
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【広報コンソーシアム設立の背景】
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2011年の東日本大震災、そして福島第一原発事故により、福島県浜通り地域は長期避難を余儀なくされ、多くの人が故郷を離れました。その後、避難指示が解除されるにつれて、地域住民が自らの手でコミュニティを再建し、産業を創出し始めました。この「地域のコミュニティを、なりわいを、産業を自らの手で創っていく」という自立志向に共感をした若い起業家が集まり始めました。
「地域を自らの手で再生しよう」というフロンティア精神を持った者たちの挑戦は次第に形になり、震災から14年を迎える今、この地域に生まれた魅力的な事業や取組の集積は、「被災地復興」という従来の文脈を超えて、自立型地域社会の新たな社会モデルを築き、全国的に注目されるべき事例となっています。
そこで、福島浜通り地域のこの動きと新しい地域社会モデルの認識を広げるために、想いを共有する民間企業が集まり、広報コンソーシアム「福島浜通りフロンティアPRコンソーシアム」をこの度発足しました。今後は、この動きを全国に向けて発信し、福島から新たな社会的価値を生み出す事例を広めていきます。
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【「福島浜通りフロンティア」PRコンソーシアム概要】
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・目的:福島浜通り地域で起こっている自立した地域コミュニティという新しい社会モデルの認識を全国に広げる
・参加企業:18社(福島県浜通り地域で活動する民間企業・団体 [ ]内は主な活動地)
- OWB株式会社 [南相馬市]
https://owb.jp
- 株式会社 haccoba [南相馬市]
https://haccoba.com/
- 株式会社ぷくぷく醸造 [南相馬市]
https://www.instagram.com/pukupukubrewing/
- wind & soil [南相馬市]
https://wind-and-soil.jp/
- marutt株式会社 [南相馬市]
https://note.com/marutt_design / https://www.instagram.com/tubutubu_odaka/
- 一般社団法人 Horse Value [南相馬市]
https://www.horsevalue.jp/
- 株式会社MARBLiNG [飯舘村]
https://www.zuttosoko.com/
- 株式会社 浪江商事(なみえアベンジャーズ) [浪江町]
https://www.instagram.com/namie.avengers/
- ジョワイストロナミエ [浪江町]
https://www.instagram.com/joyeuxstronamie/
- 一般社団法人NoMAラボ [浪江町]
https://noma-lab.jp/
- 一般社団法人SOMA (ノーマの谷) [浪江町]
https://nomavalley.jp/
- NPO法人 相馬救援隊 [浪江町]
https://www.instagram.com/sart34org/
- 一般社団法人F-ATRAs [双葉町]
https://f-discover.com
- NPO法人インビジブル [富岡町]
https://invisible.tokyo/
- Rabbit&Turtle 株式会社 [富岡町]
https://libertypark.jp/rabbit-turtle_company/
- 株式会社 ワンダーファーム [いわき市]
http://www.wonder-farm.co.jp/
- 一般社団法人Hamadoori 13 [福島県浜通り地域全般]
https://hamadoori13.or.jp/
- 一般社団法人 東の食の会 [東北全般]
https://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp/
・活動内容
- 毎月の広報ミーティングを実施し、参加企業・団体各社の最新の取り組みや成果について定期的にプレスリリースやブログ、SNS等で情報発信する
- 福島浜通り地域の実態理解促進のため、メディア向け現地体験ツアーの企画
- 地域活性や街づくり、地方起業などに関するイベント登壇
- コンソーシアム加盟企業どうしのコラボ企画の開発 など
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※報道関係の皆さんへ
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福島浜通りでの直近の新たな動きや地方創生の成功事例などについて、お気軽に「お問い合わせ先」までご連絡いただけますと幸いです。最新情報をとりまとめてご返信させていただきます。
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※企業や自治体、教育機関などの皆さんへ
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「福島浜通りに関する」イベント登壇やアライアンスのご相談は、ぜひお問い合わせ先にご連絡ください。テーマやご依頼内容に応じて、事務局にて検討して最適な起業家や企業をご紹介することが可能です。
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【参加企業代表プロフィール】
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・OWB 代表 和田智行(わだともゆき)
福島県南相馬市出身・在住。2011年3月の原発事故により家族とともに約6年間の避難生活を余儀なくされる。2014年、避難先から通いながら避難指示区域の南相馬市小高区にて創業。「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」というミッションを掲げ、一度は住民ゼロとなった町に20以上の事業を創出する。
https://owb.jp
・株式会社haccoba 代表 佐藤太亮(さとうたいすけ)
「酒づくりをもっと自由に」という思いのもと、ジャンルの垣根を超えた自由な酒づくりを行う酒蔵「haccoba -Craft Sake Brewery-」を福島県の南相馬市小高区・浪江町で営む。かつて日本でつくられていた自家醸造酒「どぶろく」のレシピや文化を現代的に表現したお酒を展開。JR東日本と連携し、最寄りの無人駅を醸造所兼パブリックマーケットとして生まれ変わらせるなど、まちづくりにも取り組む。慶應経済学部卒。楽天やWantedlyを経て独立。クラフトサケブリュワリー協会副会長。
酒づくりの修行先は、世界一美味しいと思っている新潟県の酒蔵「阿部酒造」。
https://haccoba.com/
・株式会社ぷくぷく醸造 代表 立川哲之(たちかわてつゆき)
1993年東京生まれ。南相馬市小高区在住。学生時代に東北にボランティアで通い、復興支援の学生団体を設立。「㈱ユーグレナ」を経た後、宮城県名取市閖上の「佐々木酒造店」にて酒造りを3年学び、クラフトサケ醸造所「haccoba」を初代醸造責任者として立ち上げ。2022年に南相馬市小高で「㈱ぷくぷく醸造」を創業し、2024年秋に震災以降空き家だった古民家を改装し、酒蔵を立ち上げる。
https://www.instagram.com/pukupukubrewing/
・wind & soil 代表 根本李安奈(ねもとりあな)
1996年 南相馬市小高区生まれ。震災当時は中学3年生。大学では映画制作を学び、都内の広告会社に就職。2020年コロナ禍で働き方を見直し、2021年2月に小高にUターン。「都市に依存しない若者を増やす」ため、エンタメ・学び・食などを企画するイベント事業wind&soilを運営。また、地域の撮影の誘致などを行う一般社団法人相双フィルムコミッション代表理事も務める。
https://wind-and-soil.jp/
・marutt株式会社 代表 西山里佳(にしやまりか)
福島県双葉郡富岡町出身。東京にて音楽やアパレル・出版関連のデザイン業務に従事後、福島に帰郷。人々の豊かな生業や生活を「表現する」ことをデザインでお手伝いするため、2020年にmaruttを法人化。浜通り地区(福島県沿岸部)を中心に活動中。2021年に南相馬市小高区にデザイン事務所兼クリエイティブスペース『表現からつながる家 「粒粒」』を開所。地域にひらかれたデザイン事務所として表現に出会えるイベント開催やつくり手をつなぐマルシェ「小高つながる市」も企画、運営する。
https://note.com/marutt_design / https://www.instagram.com/tubutubu_odaka/
・一般社団法人 Horse Value 代表 神瑛一郎(じんよういちろう)
1995年 東京都生まれ
2008年全日本ジュニア障害馬術大会優勝
2013年日韓馬術大会日本代表
2016年全日本学生馬術大会団体3位
立教大学卒業後、馬術の本場ドイツにて若馬の調教に従事。
2019年帰国後に起業、乗用馬調教代行事業を開始。同年12月 南相馬市に移住
2020年一般社団法人 Horse Valueを設立。
https://www.horsevalue.jp/
・株式会社MARBLiNG 代表 矢野淳(やのじゅん)
東京都出身。2011年に認定NPO法人ふくしま再生の会を立ち上げた父の影響で、高校生の頃から福島県飯舘村に関わり続ける。2020年、東京藝術大学建築科卒業。現在は飯舘村と東京の二拠点で活動し、2021年に合同会社MARBLiNGを共同代表として設立、2024年には株式会社MARBLiNGを設立。飯舘村のホームセンター跡地に、村の人と共に飯館の資源を利用して作りあげた「図図倉庫(ズットソーコ)」を企画運営・空間プロデュースしている。
https://www.zuttosoko.com/
・株式会社浪江商事代表取締役/なみえアベンジャーズ代表 前司昭博(ぜんじあきひろ)
福島県双葉郡浪江町出身、在住。東日本大震災・原発事故で避難。原発爆発後、1週間後には発電所内に収束作業に入る。
2019年に浪江町に帰還。浪江青年会議所(2019年理事長)、浪江町商工会青年部(2021~22年部長)を経て、地域の魅力発信する「なみえアベンジャーズ」を結成。水素ステーション事業にも挑戦。
株式会社伊達重機代表取締役。
https://www.instagram.com/namie.avengers/
・Joyeuxstro Namie(ジョワイストロナミエ) オーナー 中西大輔(なかにしだいすけ)
50年に渡り愛されてきたフレンチ料理店「ビストロ・ダルブル」オーナー。
2024年、福島県浪江町に「Joyeuxstro Namie」を開店。復興の過程にありながらも、人や食材に恵まれたワクワクが溢れるこの町で、その魅力や前向きなエネルギーを、実際に店舗を構えることで多くの方に伝えている。
https://www.instagram.com/joyeuxstronamie/
・NoMAラボ 代表 / 驫(ノーマ)の谷 共同代表/ 東の食の会 専務理事 高橋大就(たかはしだいじゅ)
1999年に外務省入省。2008年にMcKinsey & Companyに転職。
2011年の東日本大震災の直後に一般社団法人東の食の会を立ち上げ事務局代表に就任。その後、並行してオイシックス株式会社執行役員(海外担当)に就任。東の食の会では「サヴァ缶」などのヒット商品や多くのヒーロー農家・漁師を生み出すと同時に、オイシックスにて日本の食の輸出事業を展開。2021年、全町避難からの復興を進める福島県浪江町に移住。現在、東の食の会にて福島の食のブランドづくりを行うと同時に、NoMAラボにて住民主体のまちづくりに取り組み、更に、人と馬と自然とが共生する自律分散型コミュニティ「驫(ノーマ)の谷」を立ち上げた。
- 一般社団法人NoMAラボ [浪江町]
https://noma-lab.jp/
- 一般社団法人SOMA (ノーマの谷) [浪江町]
https://nomavalley.jp/
- 一般社団法人 東の食の会 [東北全般]
https://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp/
・NPO法人相馬救援隊代表 / 驫(ノーマ)の谷 共同代表 相馬行胤(そうまみちたね)
相馬藩第34代当主。
福島県相馬双葉地方を拠点に、伝統文化の振興、教育、エネルギーなどの分野に新しいムーブメントを起こすため、引退競走馬を活用した地域創生プロジェクトを始め、人と馬が共生するコミュニティづくりに取り組んでいる。また、広島県神石高原町で牧場を経営し、牛乳やヨーグルト、プリンなどをつくっている。
- NPO法人 相馬救援隊 [浪江町]
https://www.instagram.com/sart34org/
- 一般社団法人SOMA (ノーマの谷) [浪江町]
https://nomavalley.jp/
・一般社団法人双葉郡地域観光研究協会(F-ATRAs) 代表理事 山根辰洋(やまねたつひろ)
東京都八王子市出身の双葉町民。東日本大震災をきっかけに復興支援をキャリアにし、2013年福島県双葉町に委嘱職員として参画。
2016年に双葉町民と結婚。山根姓(双葉町民)となったことを契機に、支援者から地域を創る当事者として、生業(人生)を通じた地域再生を目指し独立。2019年、観光産業、交流・関係人口創出を通じた地域再生を目指すソーシャルベンチャー、一般社団法人双葉郡地域観光研究協会(F-ATRAs)を設立。
https://f-discover.com
・NPO法人インビジブル 理事長 山本曉甫(やまもとあきお)
東京都出身、富岡町在住。2018年に富岡町で再開した小中学校でのプロジェクトを機に富岡町に関わり始め、2021年に富岡町に移り住む。「アートを通じて、個人と地域の可能性を広げ、より魅力ある社会の実現を目指す」というミッションの元、富岡町をはじめ浜通りで複数の事業に取り組む。
https://invisible.tokyo/
・Rabbit & Turtle 株式会社 代表取締役 野田翔一郎(のだしょういちろう)
東京都文京区出身。大手外資系コンサルティング会社PwC(プライスウォーターハウスクーパース)の最年少シニアマネージャー(当時)を経て2022年に独立。2024年7月に福島県富岡町に家を建てて家族で移住。ロードバイクが趣味だが近くに自転車屋がないと困るので自分で作ろうと思い、自宅の敷地(福島第一原発から直線距離で9km)に変な自転車屋さんを建設中。
https://libertypark.jp/rabbit-turtle_company/
・株式会社ワンダーファーム 代表 元木 寛(もとき ひろし)
福島県双葉郡大熊町出身
福島工業高等専門学校電気工学科を1997年卒業。同年JR東日本に入社。
JR東日本の首都圏の駅や配電線などの電気設備設計・施工管理業務に6年間従事し、2003年に退職。地元福島県に戻り、農業生産法人有限会社とまとランドいわき設立。農業での地域の活性化が評価され2006年農林水産省『立ち上がる農山漁村』優良事例に選出、2013年農林水産大臣賞授賞、同年日本農業表彰の最高位である天皇杯授賞。
自身の事業と並行して、ライフワークとして未来の福島を担う若手起業家のサポートを行う。
http://www.wonder-farm.co.jp/
・一般社団法人HAMADOORI13代表理事 吉田学(よしだまなぶ)
福島県大熊町出身。東京電力グループ会社を経て、被災地域の復興には地域の連携が必要で次世代を担う若者自ら率先して行わなければと2021年に地元メンバーなどと共に一般社団法人HAMADOORI13設立。
代表理事として、福島浜通り復興のための若者起業家支援ファンドを創設・運営するなど精力的に地元復興に身を捧げる。また、建設事業のほか、グループ会社として、経営コンサルティングおよびマーケティング事業、店舗企画運営、健康食品企画販売、最先端ドローンの研究開発など、幅広く福島復興のための事業を推進
https://hamadoori13.or.jp/
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【本件に関するお問合せ先】
「福島浜通りフロンティア」PRコンソーシアム 担当:高橋
メール:info@noma-lab.jp
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