ElevationSpaceとJAXA、「地球低軌道拠点からの高頻度再突入・回収事業」共創開始 ~宇宙から地球への“帰りの便”を実現し、宇宙利用インフラの構築・宇宙領域参入の促進を目指す~
お世話になっております。
東北大学発宇宙スタートアップの株式会社ElevationSpace(本社:宮城県仙台市、https://elevation-space.com) 広報の武藤です。
この度、JAXAとの共創事業開始についてプレスリリースいたしましたのでお知らせいたします。
=リリース概要=
国際宇宙ステーション(ISS)では微小重力環境を活かした様々な取り組みが行われており、
ISS退役後においても、民間宇宙ステーションが構想されるなど、
地球低軌道拠点を活用した実験・実証ニーズは拡大すると見込まれています。
しかし、実験・製造した成果物を地球に持ち帰ろうと思っても、
宇宙から地球への「帰りの便」(物資回収)は、頻度が限られているのが現状です。
そこで、ElevationSpaceとJAXAは、
「地球低軌道拠点からの高頻度再突入・回収事業」に関する共創活動を開始しました。
ElevationSpaceはすでに、
打ち上げた人工衛星内で実証・実験等を行った後、地球に帰還させ回収するという「ELS-R」(2025年技術実証機打上げ予定)の開発を行っています。
本共創では、その設計・開発・運用ノウハウを活用することで、構想の実現に寄与します。
=リリース概要、ここまで=
詳しくは添付リリース(PDF)をご確認ください。
本件に関するお問い合わせ先は以下の通りです。
株式会社ElevationSpace 広報担当(武藤) Tel:050-3669-1732
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 広報部 Tel:050-3362-4374
■株式会社ElevationSpace
ElevationSpaceは、誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにすることを目指している東北大学発の宇宙スタートアップです。東北大学吉田・桒原研究室でこれまで開発してきた15機以上の小型人工衛星の知見・技術を生かし、無重力環境を生かした実験や実証などを無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す宇宙環境利用プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。
■ELS-Rとは
これまで基礎科学的な実験から産業利用まで幅広く利用されてきた国際宇宙ステーション(ISS)は、構造寿命などの関係から2030年末に運用を終了することが決定しており、その後宇宙利用を行う場所が無くなると考えられています。
ElevationSpaceは、「ポストISS時代」を見据え、世界初の宇宙環境利用プラットフォーム「ELS-R(読み:イーエルエスアール)」の提供を目指しています。
「ELS-R」は、無重力環境を生かした実験や実証を、無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す世界初のサービスです。