保護者の約4割が学校に行きたくない様子を感じるも、半数以上が担任に相談せず ~小学生から高校生の保護者約100名に聞いた 担任教師とのコミュニケーション調査~
リリース発表日:2024年4月9日(火)10時00分
家庭教師と生徒とのマッチングプラットフォーム『マナリンク』を運営する、株式会社NoSchool(本社:東京都文京区、代表取締役:徃西 聡、以下「マナリンク」)は、増加する不登校児童・生徒に対する支援の一環として、マナリンクを利用する小学生から高校生の子どもを持つ保護者91名を対象にアンケート調査を実施しました。
調査の結果、保護者の約4割が子どもが学校に行きたくない様子を感じているものの、半数以上が担任教師に相談していないことが明らかになりました。
また、担任教師とのコミュニケーション頻度に関して4割以上の保護者が「満足していない」と回答をしました。
■ 調査背景
2023年10月、文部科学省が発表したデータによると、日本の小中学校における不登校児童生徒は約30万人に達しています。さらに、保健室登校や別室登校といった「不登校傾向」にある児童生徒の増加も深刻な問題です。
このような状況を受け、子どもが不登校傾向になる前に、保護者と教師の間で適切なコミュニケーションが取れているかを明らかにするため、本調査を実施しました。
■ 調査概要
調査期間:2024年4月3日(水)~4月8日(月)
調査方法:WEBアンケート
調査対象者:マナリンクを利用している小学生から高校生の子どもを持つ保護者
回答数:91人(有効回答者数)
■ 調査結果
添付ファイルをご確認ください。
■課題と考察
・子どもの小さな変化が見過ごされるリスク
保護者が子どもの不調に気づいていても、半数以上が担任教師に相談しない状況が確認されました。この結果から、学校生活で一番身近な大人である担任教師が、不登校傾向になる前の予兆に気づけていない可能性があることがうかがえます。
・オンラインコミュニケーションの課題
教師と保護者間で、ICTを活用したコミュニケーションツールが導入されている場合でも、子どもの異変を相談する手段になり得ていないことが分かりました。(※)
このことから、教育現場のDX化に基づく不登校傾向児への対策には、保護者と教師間との連携についても課題があることが分かりました。
(※)学校に行きたくない様子を感じたことのある、かつ、教師に相談しなかった保護者の45%が、教師とオンラインコミュニケーションがとれる環境があると回答。
■ マナリンクの対応
マナリンクは、学校外教育の1つとして不登校児童生徒の対策を進めていく方針です。現在は、講師が子どものメンターのような立ち位置で関わり、学習以外の学校生活や進路のことなども気軽に相談できる”チャット機能”などを通じて、ご家庭と講師が双方向にコミュニケーションがとれる環境を整備しています。
今後も、保護者・担任教師以外にも子どもに関わる大人を増やし、子どもの小さなSOSを察知し早期にサポートできる体制を整備していきたいと考えています。
■ 会社概要
社名:株式会社NoSchool
所在地:東京都文京区湯島3丁目4−6 ハイ・シティ湯島3F
代表:徃西 聡
設立:2018年5
URL:https://corp.noschool.asia
事業内容:インターネットサービスの開発 / 運営
オンライン家庭教師『マナリンク』:https://manalink.jp/
■ 本件に関するお問合せ先
株式会社NoSchool
広報担当:鈴木
TE :03-6801-6165
Email:suzuki@noschool.asia