経済・環境・社会が調和した地域社会を実現するための活動を行う一般社団法人サトヤマカイギ（本部：石川県白山市、代表理事：高志保博孝、URL（http://satoyamakaigi.com/ ）、以下「当団体」）は、2023年11月18・19日、12月9日、静岡県伊東市のルネッサ赤沢、伊東市健康福祉センター・ひぐらし会館ホールで「伊豆サトヤマカイギ」を開催しました。当イベントでは、地域内外の事業者と学生が参加し、伊東市の中心市街地と伊豆高原を繋ぐ地域の活性化につながるビジネスアイデアを創出しました。

当団体はこれまで、持続的な地域のあり方を追求することを目的に、多様なバックグラウンドを持つ参加者同士が地域を元気にするためのビジネスアイデアの創出等を行う会議、アイデアソンをはじめとしたサトヤマカイギを日本各地で開催してきました。サトヤマカイギでは、持続的な地域社会・関係人口増加の実現に向け、地域の若者や事業者などが連携しやすくなる雰囲気づくりを行うと同時に、参加者同士が地域独自の文化や自然の魅力を汲み入れた新たな価値の創造を企図する事で、個性的で魅力的な地域づくりを行うことを目指しております。

今回の伊豆サトヤマカイギでは、ビジネスアイデアの実現のため、ビジネスエコシステム創出ワークショップを2回に分けて開催しました。

1回目に開催した11月の第1回伊豆サトヤマカイギでは、地域に複数存在する資産を洗い出し、整理して再編集することで地域の要素をより良い形にデザインする手法である「関連学」のオンライン講義を行いました。また、重要な要素を図解して共有認識をつくるための議論を、円滑に進める手法である「グラフィックレコーディング」を活用したグループワークを行いました。これらを通して、さまざまなバックグラウンドを持った地域内外の参加者が一つのグループになり、4つのビジネスアイデアを考案・発表しました。

12月の第2回伊豆サトヤマカイギでは、前回創出されたアイデアに関連する地域の事業者を招きブラッシュアップした上で、伊東市の商店街や伊東市に向けて発表しました。若者を中心に、伊豆高原・伊東市内を盛り上げていく個性豊かでユニークなアイデアに、発表会に参加した地域の事業者・専門家らとの意見交換も大変盛り上がりました。

■実際に発表されたビジネスエコシステム　※一部抜粋
【ワンちゃんで伊東市を活性化　～ワンちゃんと過ごす最高の1日～】
・ペット連れの旅行、街歩きに特化した街づくり
・ペット連れの痒い所に手が届くサービス
・レトロでファッショナブルな商店街を犬と一緒に楽しむ
・「伊東犬」のブランディング

【アーティストが生活できる街　～きみもパトロンにならないか～】
・金銭的なやり取りがない「パトロン」システム
・商店街の空き店舗を活かした若手芸術家の拠点の提供
・アートにあふれる街をSNSで発信
・毎年開催されている「伊豆高原五月祭」から伊東の商店街に流入できるような運営

イベントで提案されたアイデアは、今後地元商店街と協力して実現に向けて取り組む予定です。すでに、開催翌日の12月10日から、参加していた大学生と高校生の2名が、サトヤマカイギで築いた新たなつながりを活用し、地域の商店街関係者と共にアイデアの実現に向けて動き始めています。

■実施概要
日　　時：2023年11月18・19日、12月9日
開催場所：ルネッサ赤沢、伊東市健康福祉センター、ひぐらし会館ホール
参加費用：参加費無料　※現地までの交通費、飲食費等は実費精算
参加者数：55名（全2回参加のべ人数）
講　　師：高志保 博孝　一般社団法人サトヤマカイギ 代表理事
　　　　　宮下 智裕　金沢工業大学 建築学部 教授
　　　　　永井結子　コミュニケーションデザイナー
主　　催：一般社団法人サトヤマカイギ
協　　力：伊東市　伊豆高原オフィス　伊豆急行株式会社　東急株式会社
　　　　　伊豆高原観光オフィス（IKOアイコ）　金沢工業大学　
　　　　　株式会社スマートホテルソリューションズ

来年は、福島県磐梯町での「磐梯サトヤマカイギ（仮）」（7月頃の開催）、8月17日～20日に石川県白山にて「白山サトヤマカイギ奉納祭（仮）」などの他、北海道札幌市、静岡県焼津市などでのイベントを予定しております。

今後も一般社団法人サトヤマカイギでは、未来を担う若者の支援、地域創生活動に取り組んでまいります。

本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人サトヤマカイギ 広報担当　藤本・井上・沖
（事務局：スマートホテルソリューションズ）
TEL：045(577)0499　MAIL:info@satoyamakaigi.com