社会的マイノリティな人にもアウトドア体験を。 株式会社Happy、「アウトドア」×「福祉」事業開始。 〜「アウトドア事業部」「福祉事業部」の2つの新規事業を立ち上げます〜
「暮らしの選択肢を増やし、Happyな暮らしを問い続ける」株式会社Happy(本社:兵庫県神戸市長田区二葉町1丁目1-8、代表取締役:首藤義敬、以下Happy「首藤」)は、一般社団法人「WateGroundMountain(以下WAGOMU 読み方:ワゴム」)」と経営統合し、2023年1月1日より同社内に「WAGOMU事業部(アウトドア事業部・福祉事業部)を設立しました。
【社会的マイノリティな人たちにもアウトドア体験を】
Happyはサービス付き高齢者向け住宅「はっぴーの家」をはじめ、訪問介護・看護ステーションや不動産事業など、暮らしにまつわるサービスを行なっています。
今回のプロジェクトのキッカケは、首藤が長年持つ「「(社会的マイノリティの人に対して)「一緒に遊びに行こう」と気軽に誘われへんことが嫌やねん』という思いからスタートしました。
【Outdoor for Allを掲げるWAGOMUとの提携】
WAGOMUとHappyは、2018年同区内で行われた「新長田アートマフィア」というプロジェクトを通じ、定期的に交流を行ってきました。自然アクティビティへの知見と障害者支援事業の経験を持つ「WAGOMU」と、医療的なサポートや「Happy」が持つ既存のプロジェクトとの掛け合わせを活用すれば、高齢者をはじめとする社会的なマイノリティな人たちが気軽に自然環境に触れる機会を作れるのではないかと想いが合致。同社内に「WAGOMU事業部」として統合し、共同でプロジェクトをスタートさせる運びとなりました。
【なぜHappyが取り組むのか】
2022年のデータによると、高齢者の人口は3627万人、障害者の人口は936.6万人です。
近年はコロナの影響もあり、屋外で遊べるキャンプブームなどアウトドアアクティビティの需要が高まっています。しかし、健常者と比べると高齢者が気軽に体験できるアクティビティはまだまだ多くないのが現状です。Happyでは既存の常識に捉われず、「Happyな暮らしを問い続ける」をテーマに、これまでも社会的マイノリティと呼ばれる人を自然アクティビティへと連れていくこともありました。(別紙資料参照)
身体的な問題、精神的な問題、そして社会的な問題を解消することで、高齢者も気軽に参加できるアクティビティづくりを通じ、「暮らしの選択肢」を増やしていきます。
【今後の展開など】
4月1日より須磨区内の古民家シェアハウス内を就労支援事業所として開設予定。
それに伴い、2月1日より新規受講生を募集開始いたします。
▼株式会社Happy
マタニティアートから葬儀まで。暮らしのあらゆるニーズに応え、“日常の選択肢を増やし、Happyな暮らしを問い続ける”をテーマに、世代、国籍、背景を問わず様々な暮らしを提案。“遠くのシンセキより、近くのタニン”多世代型シェアハウス「はっぴーの家」、物件だけではなく、仕事やコミュニティまで紹介する「おせっかい不動産」、暮らしの中から問いを見つけ学びを作るフリースクール「おせっかいラボ」など、暮らしにまつわる事業を展開している。
▼WAGOMU事業部(アウトドア/就労支援)
2014年「一般社団法人WaterGroundMountain」を設立。障害者だけでなく、健常者だけでもなく、「Outdoor for ALL」を掲げて、すべての人の余暇をダイナミックに充実させるという理念で神戸市長田区に設立。WAGOMCLYMINGGYM」では、フリースペースが併設され、各種ワークショップや講座、イベントやただの休憩など、様々な人達が集まれる場所としても利用可能となっています。
一般社団法人 Water Ground Mountain
https://watergroundmountain.wixsite.com/wgmwgm
会社概要
商号: 株式会社Happy
代表者:代表取締役 首藤義敬
所在地: 〒653-0042 兵庫県神戸市長田区二葉町1丁目1-8
設立: 2017年7月
事業内容:「マタニティアートから葬儀まで」。サービス付き高齢者向け住宅運営「はっぴーの家」、仕事やコミュニティまで紹介する不動産事業「おせっかい不動産」、日常の中から学びを見出す教育事業「おせっかいラボ」、など暮らしにまつわる事業を展開中。
資本金: 200万円
URL: https://www.facebook.com/rokken.happy.home(FBページ/※HPは現在製作中)
本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社Happy
担当者名:前田 彰
TEL:078-643-6558
Email:happyhouse.rokken.info@gmail.com
▼別紙資料
事例1(添付写真2枚目)「車イスのおじいちゃんを連れて海へ行く」
要介護度5(肩から上が動かず言葉も発せない)の入居者さん。
ご家族さんより、「亡くなる前に思い出の詰まった海に入ってみたい」という要望がありました。
一般的にはリスクが高く、車イスで海沿いまで向かうことすら困難です。
ですが、Happyの医療的サポートと日常的に関わってきたご近所さんを巻き込み見守る人を増やし、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの協力のもと、実現することができました。
事例2(添付写真3枚目);「余命数日のおばあちゃんと一緒に夜景を見に行く」
当時96歳の入居者さんはかねてより「夜景を観たい」と口にしていました。
寝たきりの状態になっていましたが、本人の意思を尊重し看護師・介護士のサポートのもと夜景に向かいました。この時、余命1-2日と言われていた状態でしたが、その後約2週間ほど生き続けました。
▼その他予定している新規事業とWAGOMU事業部との関連性
ポート駒(旧駒ヶ林公会堂活用事業)
築100年以上経つ有形文化財「旧駒ヶ林公会堂」を活用し、地域の賑わいの場を創出します。2024年8月の開業を予定しており、レストラン、宅食事業、クラフトジンの蒸留所などを完備。就労支援実践の場・卒業後の就職先としても考えています。その他地域の高齢者や障害者の方も日常的に訪れる環境づくりを目指します。
烏原貯水池(烏原貯水池旧管理事務所利活用事業)
神戸市兵庫区烏原町にあるダムによって作られた人工湖。水と森の回遊路という烏原貯水池を一周する道が整備され、ウォーキングをしながら自然を満喫することも可能。旧管理事務所を拠点として、自然環境の中を就労支援の場所として活用してまいります。
NO WALL
神戸市北区青空市場の地下に広がるスペース。地下にありますが壁はなく、自然環境を見下ろすことができます。そこにサウナ、ミーティングルームを兼ね備えたコワーキングスペースを準備中。
仕事としてだけではなく、キャンプや結婚式などのイベントも可能。
2023年4月以降のオープンを目指し現在準備中です。