桑名市とOn-Coが「挑戦を応援できるまちづくり」に関する連携協定を締結~挑戦したい想いに焦点をあてたまちづくりへ~
三重県桑名市(市長:伊藤徳宇)と、関わる人の主体性向上をミッションに掲げて、地域に根付いた企画を展開する株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下 On-Co)は、挑戦を応援できるまちづくりを実現することを目的に、2022年8月29日に連携協定を締結しました。
■背景
2020年の国勢調査(5年毎に実施)によると、桑名市は15年ぶりに人口が14万人を下回り、人口減少傾向へのフェーズに切り替わったことが明確となりました。
今回、On-Coが進める、物件を借りて挑戦したいことがある人の想いを可視化して貸主を募集するサービス「さかさま不動産」を軸に、チャレンジ精神を持つ人を誘致・可視化。同時に応援者を増やすことで、新たな産業の創出や交流人口拡大など、桑名市が活力溢れる街となるよう、相互連携を目指すこととなりました。
■桑名市が進める「オープンフィールド構想」
桑名市では2022年より、市をフィールドとし、様々な人々とのオープンでフラットな話し合いや課題解決を実行していく場を提供し、新たな共創を創出することを理念とした「桑名オープンフィールド構想」を掲げています。本構想における連携協定は、2022年春の三重大学・桑名市総合医療センターに続いて、On-Coが2件目となります。
■主な連携事項
(1)さかさま不動産の取り組みに関すること。
(2) 起業などに挑戦する人を応援できる地域づくりに関すること。
(3) 地域のパブリック・リレーションに関すること。
(4) 持続可能なまちづくりに関すること。
■On-Coが進める「挑戦が溢れる面白い世の中」
今回の協定はさかさま不動産が、国土交通省主催「まちづくりアワード2022」にて”潜在する空き家の流通に繋がる画期的な発想”として特別賞に輝き、桑名市を表敬訪問したことがきっかけ。
On-Coは、さかさま不動産やローカルPRカレッジなどのプロジェクトを通して、挑戦が溢れる面白い世の中を目指し、地方自治体や地域の団体、クリエイターや教育機関などの業種業態の垣根を越えて 、新たな価値創造を行っています。
■伊藤市長よりコメント
On-Coが進めるさかさま不動産は、行政の空き家対策とは違う形で、人の想いに焦点をあてる興味深い取り組みです。新しい視点からの人口減少対策の一つとして、この街をフィールドに挑戦したい人の想いを共有・可視化することで、挑戦する若者を増やし、新たな街の魅力を育て、結果的に元気で持続可能な街づくりに繋がる連携をしていきたいと考えています。
■今後の展開
「さかさま不動産」を通して、まずは桑名市で挑戦してみたい人を探します。その情報を桑名市管轄の施設等に掲載し、非流通空き家の掘り起こしと、移住促進を目指します。
また借りたい想いを発表する「さかさま不動産の会」を、9/17東京銀座、9/25名古屋にて開催予定です。
■参考:さかさま不動産について
不動産情報の公開のしにくさを解決すべく、従来の「貸したい人から借りたい人に対する情報発信」を逆さまにして、「借りたい人の情報」を公開することにしたのがさかさま不動産です。
国土交通省の調査(※)によると、売却・賃貸等の情報提供を一切行わないという家主が30%超、情報公開はしたくないものの、まちづくりのための利活用であれば検討するという家主は70%以上というデータも出ています。※国交省「空き家等に関する所有者アンケート」参照
借り手の人物像や想いを開示することで、情報が公開されていない空き家の発掘や空き家を介した関係構築を狙って進めており、これまでマッチングしたのは、本屋(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)など計14軒です。
■株式会社On-Co
代表:水谷岳史/藤田恭兵
創業:2019年3月
所在地:三重県桑名市西別所1375
サイト:https://on-co.jp/
さかさま不動産や丘漁師組合などを展開し、関わる人々の主体性を向上させ、挑戦が溢れる面白い世の中をつくることをミッションに掲げ活動している。
■本件に関するお問い合わせ
窓口:福田
TEL☎:080-5984-7800
mail✉:support@on-co.co