RoomClip利用データから「充電」への関心や実態を分析/「充電」検索数は8.1倍、投稿数もコロナ禍で急増、実例をシェアする動き加速
住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip( https://roomclip.jp/ )」を運営するルームクリップ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:髙重正彦)は、投稿写真や検索キーワードなどのデータを基に住まいや暮らしについて調査・研究をする「RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )」より、充電に関する投稿・検索データと実際の投稿の分析をまとめたレポートを発表しました。
【レポート発表の背景】
ルームクリップは、家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャプラットフォーム「RoomClip( URL: https://roomclip.jp/ )」を提供し、月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えています。
本レポートでは、充電に関するRoomClipユーザーの投稿・検索データや実際の投稿をもとに、充電式家電の広がりと共に、生活者が「充電する場所」への関心を高め、ノウハウや実例探しを加速させている実態などを、住まいの最新トレンドとして解説します。
【主なトピックス】
1:「充電」キーワードの検索数は直近6年で8.1倍に上昇、ノウハウや実例探しが顕著に
「充電」という単語を含むキーワードの検索数は上昇し続けており、2015年と2021年の比では8.1倍にまで増加しています。
2:「充電」や「USB」などの関連タグも5倍に増加、充電式アイテムの多様化が進む
「充電」「USB」を含むタグの発生数の推移を見ると、サービス開始当初から年々新しいタグは増加傾向。2015年に生まれた「充電」「USB」を含む新種のタグは合計29種だったのに対し、2021年は144種。約5倍に増加しています。
3:充電式家電トレンドは、2018年以降、AV・IT機器→生活家電→キッチン家電へと一気に多様化
各年に発生したタグを元に分析すると、2018年以降、以下の3つの観点で目的が移り変わり、充電式家電が多様化していることがわかります。
・2018年〜エンタメやコミュニケーションをもたらすもの:AV・IT機器
・2019年〜快適性の向上や健康を守るもの:生活家電
・2020年〜飲食の体験や効率を向上するもの:キッチン家電
4:「充電」に言及した投稿も増加、特に直近はコロナ禍を経て1.7倍に急増
「充電」を含むタグが各年の全投稿数に対してどの程度投稿されたかの割合を示す投稿水準は、2015年から2018年までに5.6倍と急増し、その後3年間横ばいを見せましたが、2022年6月現在は2018年比で1.7倍に増加しています。
5:充電に関する投稿の場所別 1位は「リビング」一方、寝室は減少傾向
2022年6月時点では、投稿水準の上位順にリビング、デスク周り、キッチン、寝室。上昇率順ではリビング、キッチン、デスク周り、寝室。リビングはいずれも1位で、投稿水準は2015年と2022年6月現在比で23.9倍。いずれも最下位となった寝室は、2015年当時は1位の投稿水準であったものの、2022年6月現在比は3.3倍と伸び率も最低となりました。
6:試行錯誤しつつ、DIYで「充電ステーション」を自作する人が続々
「充電ステーション」「充電コーナー」を合計した2021年の投稿水準は2015年比で20.2倍。以下のような事情から、部屋に特定のスペースを設ける形で充電環境をDIYで構築する生活者の姿がRoomClipの投稿からも数多く見られます。
年々所有機器が変わるため、形が定まらない
住まいの中に決まった場所や設備がない
充電器の組み合わせや配線処理など決まったノウハウがない
【総括・考察】
新しい電気の使い方から求められる、住まいの設え
住まいにおいて、これまで電気の使われ方は「電源につないだその場で消費する」ことが主であり、住まいはそれに沿った設計となっていました。しかし「電気をためて、必要な場所で使う」充電式家電の普及と多様化はこれまでの家電の一部を置き換えたり、暮らしに新しい価値をもたらしています。その結果、現在の住まいはその生活の変化に追いつかず、生活者自身の試行錯誤によって充電環境の構築を強いられています。
技術革新のスピードが早い分野であるため、今後もさらなる変化を見せることは避けられません。新しい生活行動として充電を捉え、収納雑貨など各アイテムの領域に止まらず、住まいの各業界分野がその変化に見合うサポートをすることは、多くの生活者の中で求められていることと想像できます。
電気・ガス・水道と、住まいのライフラインとして提供される公共サービスは、暮らしに欠かせない価値をもたらす反面、使い方によってはリスクも孕みます。このように生活者の新たなユースケースをお届けすることが、今後、各事業者様にとってサービス・プロダクトへのキャッチアップに活かされるインプットとなっていけばと考えています。
今後も、RoomClip住文化研究所では様々な視点からユーザー行動を分析していきます。
※本レポート詳細はこちら
URL: https://lab.roomclip.jp/contents/charging/
【RoomClip住文化研究所について】
RoomClip住文化研究所は、RoomClipに投稿された膨大な写真やコメント、タグなどの実例データ、検索や保存、いいねなどのアクティビティデータ、ユーザーアンケートやインタビューなどを基に、住まい・暮らし領域のトレンドや消費性向などについて調査・分析する研究機関です。2021年4月に設立し、毎月様々なテーマで分析レポートを発表しています。
https://lab.roomclip.jp/
【RoomClipについて】 https://roomclip.jp/
家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォームです。スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しています。現在月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えます。RoomClipは日本で最も「実際に人が生活している部屋の写真とデータ」が集まっているサービスです。雑誌やテレビなど年間に100以上の媒体でRoomClipユーザーが紹介されています。
【ルームクリップ株式会社について】https://roomclip.jp/
代表者:髙重正彦
設立:2011年11月24日
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
URL:https://corp.roomclip.jp/
事業内容:「RoomClip」「RoomClipビジネス」「RoomClipショッピング」の企画・開発・運営
RoomClip( https://roomclip.jp/ )
RoomClipビジネス( https://roomclip.jp/business/ )
RoomClipショッピング( https://roomclip.jp/shopping/ )
RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )
【報道関係からの問い合わせ先】
ルームクリップ株式会社 広報 当寺ヶ盛
mail:brand@roomclip.jp
問い合わせフォーム:http://corp.roomclip.jp/contact/corp



