廃棄されるコーヒーかすをコースターに転換するアップサイクル体験会を開催~アップサイクルの工程に触れゴミへの意識変容へ~
関わる人の主体性向上をミッションに掲げる株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co)は、廃棄物を軸にクリエイターと企業が集まるアップサイクルコミュニティ「上回転研究所」にて、コーヒーかすと牛乳から作る新素材「カフェオレベース」のワークショップを7月1日に愛知県名古屋市、7月2日に三重県桑名市にて開催します。
廃棄されるコーヒーかすが身近なモノに生まれ変わる工程を体験することで、日常の中でゴミについて意識するきっかけを創出します。
■廃棄物に新たな価値を与えて高める「アップサイクル」
環境省によると、一般廃棄物の総排出量は東京ドーム約112杯分にあたる4,167万トン(令和2年度)、産業廃棄物の総 排出量は3億8,596万(令和元年度)にのぼり、大きな社会問題となっています。またゴミを燃やすことで発生するCO2に よる地球温暖化も深刻化しており、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型経済システムからの脱却を図る動きが起 こっています。このような背景の中、持続可能なものづくりのひとつの方法として、国内外で注目されているのが「アップサイクル」です。
■ワークショップ概要
コーヒーを愉しんだ後、そのコーヒーかすを使って素材「カフェオレベース」を創り、コースターに転換させます。「カフェオレベース」は上回転研究所の素材デザイナー村上結輝が手掛ける新素材です。
上回転研究所で開催するワークショップは、廃棄石膏ボードを利活用した「resecco」、海洋プラスチックに続き、第三弾となります。
【ワークショップ@名古屋】
日 時:2022年7月1日(金)19:00〜21:00
参加費:3,000円(ドリンク代含む)
場 所:上回転研究所(愛知県名古屋市中区丸の内3丁目 ソイソースマンション内)
持ち物:汚れても良い格好、メガネ、マスク
申 込:(Peatix)https://cafeaulaitebase.peatix.com/
【ワークショップ@桑名】
日 時:2022年7月2日(土)19:00〜21:00
参加費:3,000円(ドリンク代含む)
場 所:ニカイ(三重県桑名市常磐町51コインランドリービーエル2階)
持ち物:汚れても良い格好、メガネ、マスク
申 込:(Peatix)http://ptix.at/7I3PAX
■上回転研究所とは
身近な廃棄物を新たな素材へと転換する工程に触れ、ゴミに対しての価値観を換えるきっかけを創出する場です。若手クリエイターや企業が集まり、ゴミのアップサイクルを前提に考えることから、最終的にゴミが減り、アップサイクル自体が不要になる社会を目指した素材活用研究を行っています。取り組みの中で、新たな素材や製品が生まれつつあります。
■素材デザイナー村上結輝について
廃棄問題に対して、新素材開発というクリエイティブな手法でアプローチする素材デザイナー。
新型コロナウイルスの流行を機に大量生産大量消費の中で暮らしていた自分の生活を見直すようになり、芸術大学の卒業制作でバナナ皮からレザー素材を開発。
卒業後も廃材を活用した素材開発や、資材本来の価値を活かしたプロダクトデザインに注力。2021年にはコーヒーかすと牛乳から作る「カフェオレベース」、2022年には廃棄石膏ボードを利活用した「resecco」などの新素材をリリース。身近な廃材を美しい素材に生まれ変わらせることで、アップサイクルの考え方や可能性を感じてもらい、社会課題を「自分ごと化」するきっかけを創出している。
■新素材カフェオレベースとは
コーヒーかすと牛乳から作る新素材です。村上がドリップコーヒーを淹れる中で、ゴミとなるコーヒーかすの活用を考えるようになったことが起点となりました。現在、ランプシェードや花瓶などを展開しています。
■今後の展開
カフェや建築現場等で出る廃棄物を集め、現場の人たち自身でアップサイクルを行う流れを整備しています。今後も、ゴミのアップサイクルを考える機会を通して、一人一人がゴミの分別を徹底かつ減量化する努力を行い、最終的にはアップサイクル自体が不要になる社会を目指して取り組んで参ります。
■株式会社On-Co
代表:水谷岳史/藤田恭兵 創業:2019年3月 所在地:三重県桑名市西別所1375
ミッションは関わる人々の主体性を向上させ、挑戦が溢れる面白い世の中をつくること。さかさま不動産や丘漁師組合、上回転研究所などのプロジェクトを展開している。https://on-co.jp/
■本件に関するお問い合わせ
窓口:福田
TEL:080-5984-7800
Mail:support@on-co.co