創業144年老舗うどん屋と丘漁師組合がコラボ。限定メニューを販売~低利用魚を取り入れて社内意識改革へ~
株式会社On-Co(本社:三重県桑名市)が取組む、海の課題を知りアクションを起こす人を増やす【丘から海を考える[丘漁師組合]】プロジェクトに共感した全国38店舗展開する創業144年のうどん屋「歌行燈」(本社:三重県桑名市)が丘漁師組合とのコラボ企画をスタート。
1月18日(火)より低利用魚を活用したメニューの提供を開始します。本組合を通しての低利用魚活用に取り組む飲食店は、FabCafe Nagoyaに続いて2店舗目になります。
■丘漁師組合の活動目的
海の課題に対してアクションをする人を増やす
■今回取組む海の課題「未利用魚・低利用魚問題」
海面漁業や内水面漁業などを合わせた総水揚げ量のうち、約3割~4割が未利用魚として廃棄されていると言われています。この状況は、ただでさえ不足している日本の水産資源の大きな損失です。
また未利用魚を廃棄することは、漁獲従事者の利益減少することにもなります。未利用魚の活用は、フードロスの防止、そして漁業従事者の利益を確保することで獲りすぎによる資源枯渇を防ぎ、持続可能な漁業への一歩に繋がります。
■コラボレーションに至った経緯 低利用魚を活用した社内の意識変革
丘漁師組合の発起人であり、当社代表の水谷が、海の課題を発信するなかで、低利用魚の存在を知った歌行燈代表の横井健祐氏は、その美味しさに驚き、三重の人々が知らないのはもったいないと、自社でもメニュー提供することを決定。
歌行燈の創業144年の歴史の中で、認知度の低い食材を取り入れることは初挑戦となりますが、「実は美味しい食材」を知ってもらう機会の創出は、お客様に出会いと価値を提供できると考え企画に至りました。また「未知の食材」を取り入れるチャレンジをきっかけに、社内の意識変革や企画力強化も狙っています。
■歌行燈で提供する限定コラボメニュー
メニュー:オオニベを活用した「海老と白身魚の天丼膳」「白身魚のフライ」「白身魚の天ぷら」
販売:歌行燈桑名駅前店・大山田店・四日市ときわ店・名張店・鈴鹿店の5店舗
期間:2022年1月18日〜 ※数量限定で各店売り切れ次第販売終了
■丘漁師組合の取組み・役割
1.魚に関する認識をアップデートさせる
2.自主的に取組が進む仕組みをつくる
3.現地に足を運ぶ機会をつくる。生産地と消費地の相互理解を深めるキッカケづくり
■今後の展開
歌行燈では、季節ごとの「知らないけど実は美味しい食材」を取り入れたメニューを展開予定。また春に向け、料理長や店舗責任者たちとの生産地ツアーを計画中です。丘漁師組合として、歌行燈のような「海の課題に取組む「素人プロ」」を増やしていけるよう活動を続けていきます。
また、本取組のように「課題を投げかける」ことで、「社会が課題解決へと動く仕組み」をつくることができれば、海の課題に限らず、様々な分野に活用できます。社会課題解決の1つのモデルとして確立し、他の社会課題分野への活動へと広げていきたいと考えています。
■丘から海を考える[丘漁師組合]とは
素人プロとして、海の課題解決に取組む人々が増える仕組みをつくる
SDGsなど、社会課題に関する意識が高まる一方、実際に行動に移している人は1割程度※1という調査結果が出ています。世の中に溢れる社会課題の解決を進めるには、①個人一人ひとりの行動 ②課題の当事者ではない人々が、どれだけ課題に関心を持ち、アクションを起こせるか。という点が重要だと考えています。
丘漁師組合では、「海」の課題に対して、海のプロではない、一般市民の方がアクションを起こすキッカケづくりを行っています。
■これまでの実績
・FabCafe Nagoyaにて低利用魚メニューの導入がスタート (2021年10月より)
URL:https://www.value-press.com/pressrelease/281394?fbclid=IwAR1RjDF1yanPPHEEZIpl6Y-8lcxxM-bA4WbKLzaQQUVEgeDM7yqRBhgYL0M
■株式会社歌行燈について
代表取締役社長:横井健祐 創業:明治10年(1877年)本社所在地:三重県桑名市末広町40番地
明治10年創業のうどん・そば料理店。本店・本社を三重県桑名市に置き、愛知岐阜三重と関東に国内で38店舗を展開。明治の文豪・泉鏡花の名作「歌行燈」の作中に登場するうどん屋が古き日の「志満や」であり、その後「歌行燈」へ店名を変えた。現在は「歌行燈」のみならず「やじろべえ」「歌行燈ゑべっさん」「四代目横井製麺所」などを運営している。http://www.utaandon.jp/
■株式会社On-Coについて
代表:水谷岳史/藤田恭兵 創業:2019年3月 所在地:三重県桑名市西別所1375
さかさま不動産などを展開し、関わる人々の主体性向上させ、挑戦が溢れる面白い世の中をつくることミッションに掲げ活動している。https://on-co.jp/
本件に関するお問い合わせ
PR担当:尾方 TEL☎:070-8375-3735 mail✉:support@on-co.co