空き家問題の解決に新しい価値を。空き家を活用して夢を応援する「さかさま不動産」で5軒目の成約~いきものの魅力をクッキーで表現するクッキーアートデザイナーの挑戦~
株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co )が運営する、物件を借りて挑戦したいことがある人が想いを可視化して貸主を募集するウェブサイト「さかさま不動産」にて、三重県桑名市でいきものの魅力を表現したクッキーの王国を創りたいというクッキーアートデザイナーの挑戦の挑戦が成約に至りました。
少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています。
さかさま不動産(https://sakasama-fudosan.com/)は、物件情報が並ぶ従来型とは逆で、借りたい人の夢や想いが並ぶウェブサイト。家主からアプローチを行い、合意に至れば各自で契約をする仕組みです。発想のベースは弊社がこれまで空き家は挑戦の場所として街づくりを行ってきた経験です。現在サイト上には「ひとり親向けシェアハウスを作りたい」「ガソリンスタンドでコーヒースタンドを作りたい」などの夢や想いが綴られています。
今回成約したのは、三重県桑名市にていきものクッキー専門店kurimaro correctionを展開するクッキーアートデザイナー栗田こずえさん(37)。栗田さんは2016年7月に桑名市にてクッキー専門店を開業。いきものを愛でる心に寄り添い、豊かな個性や魅力をクッキーで表現し続けてきました。2020年頃からは工房が手狭になったのもあり、移転を考え始めました。そして開業当初から抱いていたこれまでの作品(現時点で350種以上)が並ぶいきものクッキー王国設立の夢をさかさま不動産に掲載(http://urx3.nu/TuKy)。
栗田さんに物件を提供したのは、桑名市内に親族から受け継いだ民家を所有している女性(60歳)。実はkurimaro correctionのスタッフで、以前にも栗田さんに空き家の利活用について相談をしたものの、栗田さんの中で民家で新店舗を創るイメージが湧きにくく悩み、具体的に話は進みませんでした。今回、成約に至ったきっかけは、さかさま不動産の掲載インタビューの中で漠然としていたイメージが明確になったこと。当物件については市場(不動産屋など)に出しておらず、大家さんとしては栗田さんのように想いのある人に活用してほしいと所望していました。kurimaro correctionの新店舗は2021年4月にオープンしています。
これまで本サービスを通して物件が決まったのは、本屋(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)、オーダーメイド自転車屋(愛知県瀬戸市)、秘密基地のような社交場(奈良県吉野)開店への挑戦です。さかさま不動産は人のモチベーションに反応する仕組み。貸し主が借り主の物語を見据え、空き家という資源を活用して応援する構図が見えてきました。更に借り主は士気が高い状態で目標を達成するため、各々の拠点を中心に、新たなプレイヤー誘致にも繋がりつつあります。
On-Coが目指しているのは、やりたい想いを発信すれば街全体が応援してくれる未来。生まれたての挑戦を可視化し、空き家問題の解決にむけて新しい価値を創造できるよう努めて参ります。
■株式会社On-Co
代表:水谷岳史/藤田恭兵
所在地:三重県桑名市西別所1375
■本件に関するお問い合わせ
広報:福田
TEL:080-5984-7800
mail:support@on-co.co